- 介護福祉士の資格が気になっている方
- 介護福祉士試験の合格率や難易度が知りたい方
介護福祉士という資格に興味があるけれど、どんな資格なのか分からない方も多いのではないでしょうか。
介護職の資格は数多くあり、それぞれの資格によって出来る仕事も変わってきます。
介護福祉士は、たくさんある介護職のなかで「唯一の国家資格」です。
この記事では介護福祉士の資格や仕事内容、資格の難易度や合格率についてまとめました。
介護福祉士とはどんな資格?
介護福祉士は介護系唯一の国家資格
介護福祉士は「社会福祉士及び介護福祉士法」にもとづく名称独占資格の国家資格で、別名で「ケアワーカー」とも呼ばれています。
特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、デイサービスなどの介護施設で、介護が必要なお年寄りや障害のある人の日常生活をサポートしたり、介護者の相談に対してアドバイスや精神面での支えになったりすることが介護福祉士の主な仕事です。
介護以外にも、介護施設で働くヘルパーさんや家族の介護を行う人たちに対して、専門的な知識や技術、アドバイスをするなど、指導者としての役割も介護福祉士の仕事のひとつです。
介護福祉士は、令和3年9月の時点で「1,813,112人」が登録していて、年々増加しています。
介護福祉士の仕事は?
介護福祉士は介護のスペシャリストとして、介護実務のほかに、職場のリーダーとしての役割も求められています。
日常的な仕事はヘルパーさんたちと大きく変わりませんが、現場で働くヘルパーさんへの指導や育成も仕事の一つになってきます。
仕事内容 | ・身体介護(着替え、食事、入浴、排泄、歩行など) ・生活援助(部屋の掃除、片付け、洗濯、食事の支度など) ・メンタルケア(利用者の話し相手や施設でのレクリエーションや交流イベントなどの開催) ・利用者の家族に対しての相談、指導、アドバイス ・マネジメント業務(スケジュールの進捗管理、人材育成や目標管理など) |
主な職場 | ・介護老人福祉施設 ・介護老人保健施設 ・自立支援施設 ・有料老人ホーム ・訪問介護・入浴 ・グループホーム ・デイサービス ・医療機関 ・児童福祉施設 など |
介護福祉士の資格内容
介護福祉士は実務経験、または指定された養成施設の卒業など、受験するための条件があります。
そのため、主婦の方が介護福祉士を目指す場合は、介護現場で実務経験を積んでいくのが早道ですね。
試験 | 年1回(筆記:1月 実技:3月) |
受験資格 | ・3年以上の実務経験+実務者研修を修了 ・指定された養成施設等を卒業 ・福祉系の高校で定められた科目・単位を取得し卒業 (学歴・年齢・性別などは不問) |
試験内容 | 筆記試験 午前、午後合わせて3時間40分 出題形式:五肢択一 実技試験 介護の現場で想定されるシチュエーションが問題として提示、制限時間5分 |
受験費用 | 18,380円 |
合格後の免許登録 | 登録手数料:3,320円 登録免許税:9,000円(収入印紙) |
介護福祉士の難易度・合格率
介護福祉士の過去5年分の合格率を確認すると、70%前後の合格率になっています。
実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2022年 | 83,082人 | 60,099人 | 72.3% |
2021年 | 84,483人 | 59,975人 | 71% |
2020年 | 84,032人 | 58,745人 | 69.9% |
2019年 | 94,610人 | 69,736人 | 73.7% |
2018年 | 92,654人 | 65,574人 | 70.8% |
福祉系の国家資格で比較してみると「社会福祉士」の合格率は約27%と難易度が高いので、介護福祉士は難易度でいえば難しくないと言えます。
合格率は高くしっかり勉強すれば合格を目指すことはできますが、介護福祉士は受験資格を満たさないと試験を受けることができません。
実務経験3年以上、介護福祉士実務者研修の修了、指定された養成施設等を卒業、福祉系の高校で定められた科目・単位を取得し卒業という条件があります。
これらを満たさないと資格を取得することができないため、別の意味で難易度が高いと言えます。
介護福祉士のメリット・デメリット
メリット
- 日本のどこでも資格を活かして働ける
- 資格手当で給料アップを目指せる
- キャリアアップを目指せる
日本全国どこにでも介護施設が存在するので、働く場所を見つけやすく、資格を活かした働き方をすることができます。
介護職は人材不足が慢性化している職種のため求人も多く、希望する職場が比較的見つけやすい資格です。
また介護福祉士の資格があると資格手当がでる職場が多いので、給料アップを目指すことができます。
介護職で働く人は多くいますが、キャリアアップをしたい人は、介護福祉士資格を取得することで管理職を目指すこともできます。
デメリット
- 給料が安い
- 肉体労働のためきつい仕事
介護職は仕事量の割に給料が少なく、そのせいで辞めてしまう人も多くいるのが現実です。
介護職の給料が低いのは介護保険制度による介護報酬額の制限があり事業所が独自に報酬額を決められない、利用人数により職員数が決められているので人員削減ができない、赤字の事業所が多いなど、様々な原因があります。
簡単には給料を上げることはできませんが、資格を持つことで資格手当が出る事業所もあり、給料アップを目指すことは可能です。
介護職は利用者の身体を支えたり運んだりすることが多いため、ハードな肉体労働でもあります。
そのため腰を痛めたり、体を壊して離職する人も多いので、体力に自信がない人は介護職で働く場合、よく考えたほうが良いでしょう。
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