- 行政書士に興味がある方
- 行政書士の勉強ができるオンライン講座を探している方
行政書士は幅広い世代から支持されている、一度取得したら生涯有効な資格です。
行政書士に興味はあるけれど、具体的にどんな仕事をするのか分からない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、行政書士に興味がある方に行政書士はどんな仕事をするのか、資格取得の難易度や学習におすすめのオンライン講座についてまとめました。
行政書士の詳細

行政書士とは?
行政書士とは、行政へ許認可申請に提出が必要な書類を作成したり、官公署へ提出する権利義務・事実証明などの書類の作成および、相談業務などを行う法律の専門家です。
行政書士が作成する書類は3000種類にも及ぶと言われ、簡単な提出書類をはじめ複雑な許認可手続きまで多岐にわたります。
主な内容としては、新車購入の登録手続き、飲食店や建設業を開業する際の許認可手続き、法人設立の認可手続きおよび定款認証手続・議事録等の作成などです。
行政書士の仕事内容
行政や官公署へ申請や提出が必要な書類の作成、それらに関する相談業務が主な仕事です。
具体的には以下のような仕事を行います。
- 遺言書作成支援、遺産相続の際の遺産分割協議書等の作成など
- 土地、建物の賃貸借、金銭の消費賃貸借などの契約書作成
- 自動車のナンバー・名義変更などの登録申請
- 日本国籍を希望する人の帰化申請手続き
- 土地活用に関する各種申請手続き
- 外国人を雇用するために必要な入国管理局への申請手続き
- 会社や法人、学校、組合などの各種法人の設立手続き
- 建築業、運送業、飲食店などの許認可申請手続き
- 中小企業支援として、報告書等の作成サポート
- 著作権の登録申請、知的財産権の保護や啓蒙活動
行政書士になるには?
行政書士資格の詳細
行政書士になるためには、まず行政書士試験に合格する必要があります。

無事に合格し有資格者となったら、「日本行政書士会連合会」が備える行政書士名簿への登録することで、行政書士として活動することができます!
資格名称 | 行政書士(国家資格) |
主催団体 | 一般財団法人行政書士試験研究センター |
受験資格 | 年齢、学歴、国籍等に関係なく、誰でも受験可能 |
受験料金 | 10,400円(令和4年度改定) |
試験日 | 毎年1回、11月の第2日曜日 |
試験科目 | 「行政書士の業務に関し必要な法令等」(出題数46題) 「行政書士の業務に関連する一般知識等」(出題数14題) |
試験方法 | 択一式及び記述式 |
行政書士資格の難易度
一般財団法人行政書士試験研究センターが発表している試験結果の推移を確認すると、令和3年度の合格率は「11.18%」となっています。



平均すると11%前後という合格率の低さをみると、難易度が高い資格と言えます。
ただ、法律系国家資格のなかでは比較的取得が簡単、誰でも取得できると思われていますが、決してそんなことは有りません。
法律系の国家資格はかなり難しいものが多く、その中で行政書士は合格に必要な勉強時間が少なく、合格率が高めという点から簡単と思われているようです。



行政書士の必要な勉強時間は「約600時間」、中小企業診断士や社会保険労務士は「約1000時間」、司法書士は「3000時間」が必要と言われています!
難易度が高い資格でも、正しい勉強方法でコツコツと学習をしていけば、資格取得を目指すことができます。
一般財団法人行政書士試験研究センターが発表した合格者の年齢を確認すると、令和3年の合格者最年長は「82歳」、最年少は「14歳」でした!
決して簡単な資格とは言えませんが、正しい進め方で学習していけば年齢に関係なく合格を目指していくことができます。
行政書士のメリット


未経験でも独立開業ができる
行政書士は資格を持っていれば、実務経験がない人でも独立開業することができます。
現実的に考えて実務経験なしでの独立は難しいのですが、未経験でも独立できるので独立を考えている人にはハードルが低くおすすめの資格です。
家事育児で時間に制約がある主婦の方にもワークバランスが取りやすく、自分の時間で働くことができます。
就職や転職に有利になる
行政書士の資格を持っていることで、就職や転職を有利にすることができます。
行政書士資格の合格率は約10%とそれなりに難易度がある資格のため、しっかりと勉強していないと取れる資格ではありません。
資格を持っていれば、法律などの高度な知識を持っていることの証明になります。
ただし行政書士とは全く違う職種への就職や転職では資格を持っていてもあまり意味がありません。
法律系資格の中で比較的取りやすい
法律系の資格、弁理士、司法書士、税理士などの中では比較的難易度が低く、専門の学校等へ行かなくても独学で資格取得を目指すことができます。
法律ことが全く分からない初心者の方でも十分に資格の取得を目指せる資格です。
行政書士は年齢や性別、学歴や実務経験は全く関係なく資格受験ができるので、努力をすれば資格を取得することができます。
ダブルライセンスで仕事の幅が広がる
行政書士は法律系の資格の中でも基本的な資格になり、他の資格とダブルライセンスで持つとより仕事の幅を広げることが可能です。
行政書士と相性の良い資格は次の通りです。
- 司法書士
- 社会保険労務士
- 土地家屋調査士
- 宅地建物取引士
- ファイナンシャルプランナー
- 税理士
- 中小企業診断士
行政書士資格で法律の基本的な知識を先に学び、次の資格を勉強するとスムーズに知識が頭に入りやすく勉強を進めやすくなります。
行政書士のデメリット
独立開業できてもすぐに仕事があるわけではない
行政書士は実務経験がない未経験者でも独立開業することができますが、開業後すぐに仕事を獲得できるわけでないので注意が必要です。
独立したとしても数ヶ月、半年と仕事がない状態が続くこともあります。
これは行政書士に限らず他の職種でもあることですが、仕事獲得のために広告を出したり宣伝したりするような努力は必要になってきます。
単発業務が多く継続した仕事が少ない
行政書士の仕事は行政や官公署へ提出する申請書類などを作成するのが主な仕事です。
これらの仕事は継続して行うわけではなく、その時限りの単発的な仕事がほとんどです。
そのため次の仕事に繋がりにくく、常に仕事獲得のために動く必要があります。
行政書士の資格だけで独立するよりも、司法書士や税理士など他の資格とダブルライセンスを持って独立開業すると安定して運営することができます。
行政書士資格の勉強におすすめオンライン講座
アガルート
初学者(学習未経験者)向け
コース名 | 入門総合ライトカリキュラム | 入門総合フルカリキュラム |
受講料 | 228,800円 | 261,800円 |
学習教材 |
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メリット |
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【参考】アガルート「行政書士講座」の口コミ・評判は?合格率や料金をまとめました
クレアール
初心者対応コース
コース名 | 合格目標カリキュラムカレッジコース | 合格目標 カレッジ2年セーフティコース |
受講料 | 169,000円 | 230,000円 |
学習教材 |
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メリット |
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行政書士の仕事内容・資格取得の難易度・まとめ
行政書士は法律系の資格の中で初歩的な資格になるため、法律に関しては初心者の方でもしっかりと勉強していくことで資格取得が可能です。
合格までに必要な学習時間は600〜1000時間前後が必要のため、しっかり計画を立てて勉強しないと合格までたどり着きません。
主婦にとって学習時間を作ることはなかなか難しく、いかに効率よく学習を進められるかがカギとなります。
合格まで1年、2年、と期間を決め、その間は家族に協力をしてもらう、趣味やSNSなどの時間を減らすなど工夫をして学習時間を作っていくことが大切です。
オンライン講座では最短で合格を目指すためのカリキュラムが作られているため、無理なく効率的に学習を進めることができるので、主婦の方には特におすすめです。
行政書士の資格に興味がある方は、まずは無料の資料請求で講座の比較をしてみてはいかがでしょうか。