こんな方におすすめ
- 調剤薬局事務に興味があるけど、取っても意味ないって本当？
- 調剤薬局事務の資格は役に立たないの？
調剤薬局事務の仕事に興味がある方、取得を考えている方は、「調剤薬局事務の資格は取っても意味ない！」という意見を聞いたことはありませんか？
調剤薬局は病院と併設されていることが多く、最近ではドラッグストアにも店舗を構えていることもあり、色々なところに店舗があるのに、調剤薬局事務の資格が意味ないって言われる理由はなぜでしょうか。
医療業界は今後も需要があり、将来的にも安定した職業と言われています！
調剤薬局事務も、まだまだ需要がある仕事のひとつです。
この記事では、調剤薬局事務の資格が意味ないと言われる理由や資格を取るメリットについてまとめました。
調剤薬局事務を取っても意味ないと言われる理由は？
資格を持っていなくても働くことができるから
調剤薬局事務の資格は民間資格のひとつで、調剤薬局事務として働くために資格は絶対条件ではありません。
国家資格のように、資格保持者を必ず設置する必要がある、資格保持者しか業務が行えない、と言った制限もありません。
そのため、資格を持っていても働くことができるので、「資格を取っても意味ない」と言われてしまうことがあります。
実務経験が重要視されるから
調剤薬局事務の仕事は資格がなくても働くことができるため、資格の有り無しよりも実際に調剤薬局事務として働いてきた経験が重視されることが多くあります。
ただ「実務未経験」でも求人は多くあるため、就職することは可能です。
求人サイト「ジョブメドレー」で横浜市の「調剤薬局事務 未経験」で検索をしてみると、約370件近くの求人が見つかりました。
資格なし、実務経験なしでも働くことはできますが、30代、40代の就職・転職は簡単ではありません。
調剤薬局事務は人気もあるので、少しでも就職活動を有利にしたい場合は資格を取得しておくと安心です。
調剤薬局事務の資格は自宅で試験が受けられるのでハードルが低く、2～3ヶ月で資格取得が目指すことができます。
合格率が高く資格取得のハードルが低い
調剤薬局事務の資格は合格率が高くて取得しやすいため、意味ない資格と言われることがあります。
ほとんどの調剤薬局事務資格は在宅で試験が受けられるので、テキストで内容を確認しながら答えることができます。
またどの資格も1日1時間程度の学習で2ヶ月程度あれば取得を目指せるので、資格として価値がない、簡単すぎて意味がないと評価されてしまうこともあります。
調剤薬局事務は意味ないはウソ？！将来性がある仕事
資格を持つことで採用されやすくなる
調剤薬局事務は資格がなくても働くことができますし、未経験での求人募集も多くあります。
また、資格よりも現場での業務経験が優遇されることが多いのが現実です。
ただ、１つの求人に複数人の応募があった場合、資格なし、現場の経験なしではライバルに差をつけられてしまいます。
そこで、調剤薬局事務の資格を取得しておくことで履歴書に記載することができますし、実務経験はないけれど「調剤薬局事務として働きたい！」という意欲をアピールすることができます。
安定して長く働くことができる
高齢化社会による影響で、医療業界のニーズは高まる一方です。
病院や医療施設が増えると、調剤薬局を利用する人も増えるため、薬剤師や調剤薬局事務の需要も同じように増えていきます。
常に需要があるため、安定して働くことができ、長く働きたい方にもおすすめできる仕事です。
また、調剤薬局事務の知識を活かして、医療事務や登録販売者の資格を取得できれば、スキルアップにも繋げることができます。
そもそも調剤薬局事務はどんな資格？
調剤薬局事務の仕事内容
調剤薬局事務は、薬剤師のサポートができる知識を身につけることができる資格です。
仕事は様々ですが、レセプトと呼ばれる調剤報酬明細書を作成するスキルが最も重要になってきます。
その他、患者さんの処方せんを受け取る受付業務、お薬と引き換えに代金を受け取る会計業務を行います。
また薬剤師がスムーズに調剤できるよう、医薬品や物品などの発注業務なども行うことがあります。
医薬品を取り扱う現場なので、常に清潔に保つよう掃除や片付けは日々の業務になってきます。
調剤薬局事務の資格はどれを選べばいいの？
調剤薬局事務の資格は複数あるので、どの資格を選べばいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。
それぞれ内容や難易度も違ってくるので、自分のレベルにあった資格を選んでみましょう！
調剤薬局事務検定試験
調剤薬局事務として働くために必要な、基礎的な請求事務の知識と技術を身につけることができます。
未経験で調剤薬局事務として働きたい人でも、約3ヶ月で一通りの知識が習得でき、試験は正答率が70％以上で合格できるため難易度が低く、取得しやすい資格です。
試験は月1回開催され、在宅で受験できるので、自分の都合に合わせて試験が受けられます。
日本医療事務協会の認定資格で、ユーキャンなどの通信講座や独学で勉強することができます。
調剤薬局事務
薬に関する基礎知識、処方に関する基礎知識、医療保険制度から、レセプト作成まで、調剤薬局事務として必要な知識を身につける資格です。
一般財団法人 日本能力開発推進協会（JADP）が認定した資格で、キャリカレを受講すると受験資格が与えられ、在宅受験で試験を受けることができます。
正答率は70％以上でテキストを見ながら試験が受けられるので、難易度も低く取得しやすい資格です。
調剤事務管理士
調剤事務管理士は、処方せんや調剤録管理業務、受付や会計、レセプト作成の知識が身につきます。
技能認定振興協会（JSMA）が認定した資格で、受験資格はなくソラストを受講するか試験問題を購入し独学で学習することができます。
正答率は60％以上と、他の資格と比べると若干難易度が高く、ハードルが高いのですが、調剤薬局事務の資格の中ではポピュラーな資格です。
試験は月1回、在宅で受験することができます。
調剤報酬請求事務技能認定
- 調剤報酬請求だけでなく、医療保険の仕組み、受付時の接遇マナーも身につけられます。
- 指定校の受講が必要。
調剤情報実務能力認定試験
- 薬調剤報酬請求に必要な保険や調剤報酬の専門的な知識が身につきます。
- 薬剤師のサポート業務や一般薬の薬剤情報提供まで行える知識を学べます。
- 指定校の受講が必要。
調剤薬局事務は意味ない？まとめ
調剤薬局事務の資格は、持っていて意味のない資格ではありません！
実務経験が優遇される仕事ですが、全くの未経験から調剤薬局事務の仕事を目指すなら、資格を取得しておくと損はありません。
資格を持っていることで、経験はなくても知識があることを証明できるので、就転職でもアピールポイントにできます！
午前だけ、午後だけ、パート、アルバイト、契約社員など、働き方を選べる職場が多いので、主婦の方でも働きやすい職場と言えます。
ライフワークバランスが取りやすく、長く働ける仕事を探しているなら、調剤薬局事務という選択肢は大いにアリです。
調剤薬局事務の資格を考えている方は、家庭と仕事の両立を目指して資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。