- リンパケアセラピスト資格に興味がある方
- リンパケア資格の種類、合格率や難易度が知りたい方
リンパケアセラピストは今、注目を集めている資格です。
リンパの流れを良くして、美容や健康にアプローチしていくのがリンパケア。
リンパケアは特別な道具などは必要なく、正しい知識さえ身についていれば手軽にアプローチすることができます。
年齢とともに気になる顔のたるみにも効果アリです!
この記事では、リンパケアセラピストになるための資格の種類、資格取得の難易度や合格率をまとめました。
自分や家族などにセルフケアをしたいなら・・・
リンパケアセラピストとして仕事に活かしたいなら・・・
リンパケアセラピストとは?
リンパケアセラピストは注目の資格!
現代社会では、常に疲れがたまっている、肩や首のコリがひどい、むくみがひどい、などの症状を持つ人が増えています。
そんな体に感じる異変を、マッサージなどでリンパの流れを良くして溜まっていた老廃物をスムーズに流し、体の循環を整えるのがリンパセラピストです。
様々な症状に対応するための効率的なリンパケアのやり方を学び、お客様や家族、自分自身にケアを行うことができるようになります。
リンパケアはリラクゼーション効果により、ストレスの軽減にも効果があります。
ストレス社会と言われている現在、心身の両方にアクセスして不調を改善することができるリンパケアセラピストは需要が高まっています。
健康・美容・癒しを学べるリンパケア
リンパケアの効果はリンパを流すだけではありません。
健康はもちろん、美容や癒しにも効果を発揮します。
リンパケアの効果 | 美容の効果 | 健康への効果 |
・免疫機能、排泄機能を高める ・病気になりにくい体を作る ・むくみの改善 ・皮膚の緊張緩和 ・痛みの軽減 ・自律神経に作用 ・ストレスの軽減 ・リンパケアの効果でデトックス |
・小顔・目元パッチリ ・頬のたるみ、二重あご解消 ・二の腕のたるみ解消 ・バストアップ・ヒップアップ ・ウエストのくびれ ・ぽっかり下腹 ・太もも、ふくらはぎをすっきり ・美肌・セルライト解消 ・ダイエット |
・全身疲労・肩こり・首のこり ・脚のむくみ、疲れ ・腰痛、ひざの痛み・関節痛 ・生理痛・むくみ ・便秘・下痢・胃もたれ ・不眠症 ・けがの防止・下痢胃もたれ ・冷え性・婦人病・頻尿 ・ストレス解消・免疫力アップ |
リンパケアは医療現場でも活かせる
リンパケアは入院している患者さんのために、海外では医療行為の手段として行われていました。
入院している患者さんは思うように身体を動かすことができず、リンパの流れが鈍くなってしまい手や足がむくんでしまいます。
そうなると免疫機能や排泄機能が低下してしまい、病気の治りも悪くなってしまいます。
そこでリンパの流れをよくすることで、免疫機能や排泄機能を向上させるためにリンパケアが施術されています。
リンパケアというとエステやリラクゼーションをイメージしがちですが、もともとは医療現場で活用されていたので、それだけ効果が期待できるということが分かります。
リンパケアセラピスト資格の種類と合格率
パーソナルリンパケアリスト
パーソナルリンパケアリストは「一般社団法人日本リンパ協会」が認定するホームケア資格です。
ユーキャンの「リンパケア講座」を受講し、試験に合格すると取得することができます。
パーソナルリンパケアリストでは、自分自身で行うセルフケアや家族や友人など身近な人に行うホームケアを習得することができます。
肩こりやむくみ、冷え性など、体の不調に悩んでいる人がパーソナルリンパケアリストの知識を学ぶことで、自分でリンパの流れを整えて不調を改善できるようになります。
ユーキャンのリンパケア講座は合格率を公表していません。
ただ受験については「在宅試験」であること、合格基準は70%以上の正答率、万が一不合格でも最大3回まで受験が出来ることから、合格率はほぼ100%に近いと予測できます。
認定講座 | ユーキャン |
講座名 | リンパケア講座 |
受験資格 | 誰でも受験可能 |
講座受講料 | 35,000円~ |
受験時期 | 在宅受験 (受講期間内であればいつでも受験可能) |
合格基準 | 70%以上の正答で合格 |
メリット | ・ユーキャンのリンパケア講座は受講者満足度88.9% ・セルフケアの方法が身につく |
\パーソナルリンパケアリストの資格が取得できます/
ユーキャン「リンパケア講座」と日本リンパ協会「資格認定講座」の違い
ユーキャンの「リンパケア講座」は、「リンパケア検定」を主宰する「一般社団法人日本リンパ協会」が監修しています。
ユーキャンの資格とリンパケア検定は「何が違うのか?」確認しました。
講座範囲 | 「セルフリンパケア3級~2級」と「ホームリンパケア準2級~2級」に近い内容が、ユーキャン「リンパケア講座」です |
違い | 【ユーキャン】通信教育で知識と手技を習得できます 【日本リンパ協会】公式テキストを元にリンパケアに関する知識を自身で学習し、受験します |
手技面での レベル感 | 【ユーキャン】やや優しい手技を、テキストやDVDを使い繰り返し視聴できる 【日本リンパ協会】やや難しい手技を習得できるように講師が対面で手取り足取り教える※ただし、通信講座と対面講座は、実技の指導の有無という差が大きく、全く同じことが学べる訳ではないため、あくまで「およそ」のレベル比較になります。 |
ユーキャンの講座はセルフケアの知識を身につけたい方、日本リンパ協会はプロのセラピストとして活躍したい方におすすめです。
ご自身の目的に合わせて選んでみてください。
リンパケアセラピスト資格/一般財団法人日本能力開発推進協会
リンパケアセラピスト資格は「一般財団法人日本能力開発推進協会」が認定するリンパケア資格です。
リンパケアに必要な脳と神経、骨と筋肉といった身体のしくみに関する基礎知識はもちろんですが、マッサージに取り入れられる精油に関する基礎知識やオイルトリートメント技術まで学ぶことができます。
合格率は公表されていませんが、在宅試験、正答率が70%以上の条件からみて、難易度は低いと言えます。
キャリカレを受講すると、「リンパケアセラピスト」と「アロマテラピスト」のW資格を取得することができます!
リンパケアセラピスト資格講座では、サロン経営者のスキルを学ぶことができ、開業を目指す方にはホームページの作成支援サポートがあります。
リンパケアセラピストとして開業したい人は「リンパケアセラピスト資格」がおすすめです。
認定講座 | キャリカレ |
講座名 | リンパケアセラピスト資格取得講座 |
受験資格 | 誰でも受験可能 日本能力開発推進協会が指定する認定講座の受講が必要 |
受験料 | 5,600円 |
講座受講料 | ハガキ申込価格78,800円(税込) WEB申込価格68,800円(税込) |
受験時期 | 在宅受験 (受講期間内であればいつでも受験可能) |
合格基準 | 70%以上の正答で合格 |
メリット | ・施術の様子を動画で撮影し、講師の添削を受けられる ・実技を直接指導してもらえるスクーリング研修制度 ・リンパケアセラピストとして就職や転職をサポートや紹介をしてもらえる |
リンパケアセラピスト資格/日本メディカル心理セラピー協会
リンパケアセラピスト資格は「日本メディカル心理セラピー協会」が認定するリンパケア資格です。
美容や健康に働きかけるリンパケアについての知識を学ぶことができます。
合格率は公表されていませんが、在宅試験、正答率が70%以上の条件からみて、難易度は低いと言えます。
認定講座のSARAスクールはリンパケアの基本コースとプラチナコースに分かれています。
プラチナコースは、試験免除で「リンパケアセラピスト資格」「むくみ改善インストラクター資格」の2資格が同時に取得できます!
セルフケアはもちろんですが、リンパケアのプロを目指すことも可能なので、セラピストとして開業したり、サロンや医療・福祉施設で活かすことができます。
認定講座 | SARAスクール |
講座名 | リンパケアセラピスト資格取得講座 |
受験資格 | 誰でも受験可能 日本メディカル心理セラピー協会が指定する認定講座の受講が必要 |
受験料 | 10,000円(基本コース) プラチナコースは試験免除 |
認定講座受講料 | リンパケア基本コース 59,800円 リンパケアプラチナコース 79,800円 |
受験時期 | 在宅受験 (受講期間内であればいつでも受験可能) |
合格基準 | 70%以上の正答で合格 |
メリット | ・プラチナコースは「リンパケアセラピスト資格」「むくみ改善インストラクター資格」が同時に取得できる ・プラチナコースは最短2ヶ月、試験免除で資格が取得できる |
リンパケア検定
リンパケア導入のガイドとなることを目標にしているのが「リンパケア検定」で、一般社団法人日本リンパ協会が主催しています。
2級では自分や家族にケアが行えるような一般的な知識やセルフケアの方法、リンパ体操などが学べます。
1級になると、より専門的な医学的な知識を学ぶので、看護師や介護士、セラピストなどの方は仕事に活かすことができるようになり、「日本リンパ協会認定アドバイザー」として名乗ることができるようになります。
仕事に活かしたい方は「セラピスト資格認定講座」を受講し、座学と実技を学ぶ必要があります。
リンパケア検定だけで独立は難しいですが、現在サロンやセラピスト、美容や健康業界などに従事している人は、自身のスキルアップや信用に繋げることができます。
受験資格 | 2級:受験資格なし 1級:2級資格合格者 |
受験料 | 2級:6,600円 1級:13,200円 |
受験時期 | リンパケア基本コース 59,800円 リンパケアプラチナコース 79,800円 |
受験時期 | 年に2回(5月、11月)実施(現在は会場受験開催を見合せ) オンライン受験(インターネット)は随時実施 |
合格基準 | 7割以上の正解率で合格 (1級:42点以上 2級:35点以上) |
リンパケアアドバイザー
リンパケア検定の資格を取得した人が、リンパケアのアドバイスができるプロフェッショナルとして活躍することができます。
医療現場で使えるものではなく、一般の方向けのケアを学びます。
リンパによって得られる免疫と知識、セルフケア、自分以外の人へ行うリンパトリートメントの専門知識を身につけます。
リンパケア検定1級・2級の試験に合格後、2時間の研修を受けると「リンパケアアドバイザー」の認定を得ることができます。
リンパケアを仕事に活かしていきたい方はリンパケアアドバイザーまで取得すると、より実践的な内容が学べます。
お客様からの信用度に繋がるほか、自身の肩書としても使うことができます。
受験資格 | リンパケア検定1級に合格していること(検定1級合格後、申請期限は1年) 一般社団法人日本リンパ協会会員であること (※1)非会員は会員手続をすれば可能 2時間の研修を受講すること |
受験料 | 協会への入会金 5,500円 認定料 11,000円 研修受講料 2H 5,500円(研修は1日) (日本リンパ協会認定セラピスト・講師資格保持者は免除) アドバイザー資格更新料 5,500円(税込)毎年更新 (日本リンパ協会認定セラピスト・講師資格保持者は3,850円) |
リンパケアセラピスト資格の難易度
リンパケア資格はどの資格も在宅受験ができるので、難易度は低めと言えます。
教材やテキストをしっかりと学習し70%以上の問題が合格すれば、資格取得できるものがほとんどです。
リンパケアは普段聞き慣れないような専門用語も多くありますが、早ければ2~3ヶ月、平均6ヶ月で資格取得を目指すことが可能です。
資格によっては試験を受けることなく資格取得できる講座もありますから、試験に合格できるか心配、と思う方は試験免除になる講座なら安心です。
資格取得のハードルは低めではありますが、どの資格も学科のみで実技試験があるわけではありません。
資格を取ってすぐに開業したい、独立したい、と考えている場合、難易度が高くなります。
やはり実践経験がないとすぐに開業・独立は難しいものです。
資格を取得した後にリンパケアの経験ができる店舗などで経験を積みながら開業を目指してみてはいかがでしょうか。
リンパケアセラピスト資格を仕事に活かすには?
リンパケアセラピスト資格は美容だけでなく、健康、医療、福祉など、様々な場面で活かすことができます。
医療や福祉に関わっている人は、今の現場に活かすためセカンドライセンスとしてリンパケア資格を取得する人が多くいます。
一般的には美容業界で活躍する人が多く、店舗で実績を積み、将来的には開業を目指す人も多くいます。
美容系 | エステサロン、リラクゼーションサロン、美容室など |
健康系 | 整体・針灸サロン、マッサージサロン、ヨガスタジオ、スポーツクラブなど |
医療・福祉系 | 病院、介護施設、児童福祉施設など |
資格取得するための認定講座では、資格の勉強だけでなくリンパケアの資格を活かして開業するためのノウハウが学べる講座もあります。
リンパケアの資格を活かして就職や転職を考えているのか、今の仕事に活かせるような知識を身につけたいのか、副業や開業を考えているのか、使い方によって取得する資格も考えてみましょう。
リンパケアセラピスト資格のメリット
美容や健康に関する知識が身につきます
正しいリンパケアの知識を身につけることで、美容や健康への意識も高まり、自分に自信が持てるようになります。
日々の生活の中で手軽にリンパケアを取り入れることができますし、家族や友人などにもアドバイスができるようになります。
手軽にリンパケアを取り入れられますね。
仕事のスキルアップに繋がります
すでにエステサロンやスクールなど美容業界で働いている人は、リンパケアの知識を身につけることで自身のレベルアップに繋がります。
また医療業界や福祉業界で働く人は、今の仕事に対してスキルアップにもなります。
リンパケアはそれだけでも十分使える資格ですが、他の資格との相乗効果で更に使い方が広がります。
リンパケアセラピスト資格のデメリット
資格を取っただけでは技術が身につかない
リンパケアセラピストは知識だけを持っていても、実際に施術ができないと資格を活かすことができません。
リンパケアを仕事にしたい、身近な人にリンパケアをしてあげたい、という場合には、セラピストとして技術と経験を積むことが必要です。
リンパケアの技術を身につけるなら、店舗で働くのが一番の近道です。
施術に体力を使う・体を痛めてしまう
リンパケアの施術は立ちっぱなしで行うことが多いので、体力の消耗が激しく、体力的にきついことが多くあります。
お客様のケアを行う仕事でやりがいがある反面、1日に何人もの施術を行うと自分自身が疲弊してしまいます。
また施術は手を使って行うので、手や指を痛めてしまうこともあります。
リンパケアセラピスト・まとめ
リンパケアセラピストは注目度が高い資格です。
ストレスが溜まっている現代社会でリラクゼーションを求める人にリンパを流して身体の不調や浮腫みを解消して、美容や健康に近づく体つくりのお手伝いをすることができます。
セルフケアで自分や家族で楽しむのもよし、仕事に活かすこともよし、開業を目指すのもよし、色々な未来を見ることができます。
医療の現場からスタートしたリンパケア。
いつまでも健康で若々しく過ごすためのケア方法として、リンパケア資格を学んでみてはいかがでしょうか。