食育栄養アドバイザーはどんな資格?独学で取得できる?
食に関する資格は色々ありますが、その中の一つである「食育栄養アドバイザー」に興味がある方もいるのではないでしょうか。
食育栄養アドバイザーは生きていくうえで必ず必要な「食」についての知識だけでなく、免疫力アップする食材、生活習慣病のリスクを学び、現代社会を生き抜くための知識を身につけることができる資格です。
食の情報が溢れているこの時代、自分自身が正しい知識を身につけて、健康を維持するための情報を選択できる力がとても大切です!
この記事では、食育栄養アドバイザー資格の特徴や独学で取得ができるのか、合格率や口コミ評判についてまとめました。
\3ヶ月で資格取得が目指せます!気になったら資料請求(無料)/
食育栄養アドバイザー資格は独学では取得できない
日本統合医学協会の講座を受講する必要がある
食育栄養アドバイザーは、日本統合医学協会が認定する資格で、認定講座を受講して試験に合格すると資格を取得することができます。
食育栄養アドバイザー資格は、残念ながら独学では取得できません。
日本統合医学協会では「通学コース」と「オンライン講座」がありますが、食育栄養アドバイザーは現在オンライン講座のみになっているようです。
講座への申込みは、公式ホームページから直接出来るようになっています。
資格試験に合格後は日本統合医学協会に入会が必要
食育栄養アドバイザーの講座を全て修了し、無事試験に合格すると日本統合医学協会に申請することで資格が取得できます。
資格を取得した初年度については年会費が免除されますが、2年目以降も資格を維持したい場合は会費を支払う必要があります。
協会に入会すると、色々な特典を受けることができるので、仕事に資格を活かしたい方にはメリットが多くあります。
特典① e-ラーニング講座を無料で受講可能
特典② 独立開業時の営業活動をサポート
特典③ 活動中に起こった身体・財物賠償を保証する保険への加入が可能
特典④ 日本統合医学協会主催講演会・セミナーへの参加 など
食育栄養アドバイザーはどんな資格?
「食育」と「栄養学」について学べる資格
食育栄養アドバイザーでは、生きるために必要な食について理解し、健康に役立てる「食育」と「栄養学」について学んでいきます。
「食育」では、食の在り方が心身の成長・発達に与える影響を学び、「栄養学」では理想的な栄養のとり方について知識を深めます。
食育栄養アドバイザーについて学ぶことで、個々の体質や年齢に合わせた食事指導が可能になり、日々の食生活を見直し、健康な食習慣を実践する手助けができるようになります。
また、獲得した知識を仕事や活動に活かし、食育栄養アドバイザーとしてのスキルを発揮することができます。
食育栄養アドバイザー講座で学べる内容
食育栄養アドバイザー資格を取得するためには、食と栄養について様々な内容を学ぶことができます。
生涯を通じて、継続的に必要とされる食の在り方について
成長・発育や年齢に合わせた必要な栄養と食事ついて
栄養バランス”を正しく理解して、美味しく健康的な食生活
死因の約6割と言われる生活習慣病を学ぶ
食事摂取と消化吸収のしくみ、栄養素とその働きについて
現在ではたくさんの情報が世の中に溢れていて、どれが正しい情報なのかを自分で選択する力が必要です。
食育栄養アドバイザーの知識を身につけることで、今必要な情報は何なのか、大切な情報を自ら取捨選択して、自分や家族、身近な人の健康を守ることができるようになります。
食育栄養アドバイザー資格の取得方法
オンライン資格取得講座からの申込が必要
資格名 | 食育栄養アドバイザー |
受講費用 | 認定校で受講 60,000円(税込66,000円) Web受講 19,800円(税込21,780円) |
受講期間 | 最大3ヶ月 |
質問 | あり(専用フォーム) |
教材 | テキスト eラーニング |
カリキュラム | ①食育について ②ライフステージ ③食事摂取基準 ④目的別の食べ方 ⑤健康維持 ⑥生活習慣病 |
食育栄養アドバイザー資格取得講座は、日本統合医学協会の公式ホームページから申し込むことができます。
受講の流れ
①公式ホームページから講座の申し込みを手続き
②オンライン講座にログインして学習スタート
フルカラーテキストは後日届きます
③オンライン講座で学習、確認テストで理解度チェックを繰り返す
④オンライン試験を受験
⑤試験合格後、手続きを行うと資格認定証が発行されます
自宅にいながら試験が受けられる
食育栄養アドバイザーの試験は在宅受験になっているため、自宅に居ながら試験を受けられます。
決まった試験日もないので、受講期間内で自分の進捗状況に合わせて試験日を決めることができます。
自分の都合にあわせて試験が受けられるので、試験日にあわせて予定を立てたり、子どもの世話や家事の都合を考えたり、といったことも必要ありませんね。
試験はインターネットに接続できる端末があれば受験することができるので、スマホ、タブレット、パソコンのどれか一つがあれば問題ありません。
試験に合格した場合は、合格したことを協会へ届けることで資格認定証を頂くことができ、晴れて食育栄養アドバイザーとして名乗ることができます。
万が一試験に不合格だった場合、再試験が受けられるのですが事務手数料として5,500円が必要になってしまいます。
在宅試験だからと気が緩んでしまわないように注意したいですね。
食育栄養アドバイザーの合格率は不明
食育栄養アドバイザー資格の合格率は、残念ながら公開されていません。
試験の正答率も公式に掲載されていないため、試験の合否については分かりませんでした。
ただ、試験はオンライン試験で自分の好きなタイミングで受験できるので、カリキュラムをきちんとクリアし、知識を身につけておけば合格できると予想されます。
食育栄養アドバイザーの口コミ・評判
子育てフルタイムでも取得ができた
私は3歳と1歳の子供を持ち、週5日のフルタイム勤務をしています。なので、なにか資格を取るというのは諦めていました。
引用:公式HP
しかし、日本統合医学協会様の資格を知り、私でもできるのではないかと思い受講させていただきました。
決まった時間に受ける必要もないしオンラインでとても受けやすかったです。講義の内容も分かりやすかったです。
また、少しでも仕事や自分の中で自信に繋がればと思い受講しました。
忙しい中でも受講しやすい長さの講義ばかりでとても余裕をもって受けることができました。
自分の都合に合わせて勉強に取り組めた
オンライン講座だったので、自分の好きな時に時間も気にせず勉強できた事、大事なポイントなどもわかりやすく説明してもらえた事、分からないところも何回も見返したりできたのでそれが助かりました。やっていくうちに徐々に分かるようになっていき、先生が言ってる事も自然と入ってくるようになり最後まで楽しく受講する事が出来ました。
引用:公式HP
講座を受講した事で、知識が身について自信へと繋がりました。ありがとうございました。
移動が難しいので在宅試験はありがたかった
良かった点は、自分のペースで学習に取り組め、何度も講座を見直すことが出来るという点です。また、試験会場への移動が難しい中、自宅で試験を受けることが出来るという点はとてもありがたかったです。
引用:公式HP
食育栄養アドバイザー資格を取ると仕事ができる?
資格を取ることで仕事に直結できる訳ではない
食育栄養アドバイザー資格は、国家資格ではなく”民間資格”です。
そのため、資格がないと仕事ができない、してはいけない、名乗ってはいけない、といった制約もありません。
また民間資格のため権威性が弱く、資格を持っているからといって就職や転職がしやすいという事もありません。
どちらかというと、今の仕事に食育栄養アドバイザーの知識をプラスして仕事の幅を広げるといった活用がメインになってきます。
例えば・・・
- 看護師の方が、医療現場で患者さんやその家族に食事のアドバイスをする
- 介護職の方が、利用者さんへの食事や栄養管理についてアドバイスする
- 学童保育など子どもを預かる施設で働く方が、子どもの成長の助けになるおやつを提供できるようになる
といった、食、健康など気にする必要がある職種の方なら、知識を活かしやすいですね。
個人の活動がメインになる
食育栄養アドバイザーとして活動したい、仕事にしたい、という場合には、企業に属するのではなく個人での活動がメインになってきます。
個人でできる活動例
【SNSで情報発信】
・インスタグラムやX(旧ツイッター)などのSNSを活用して、食育や栄養についての情報を発信する
・YouTubeで料理動画やレシピの発信を行う
【セミナー講師】
・食育栄養アドバイザーの知識を活かして、食生活の見直しや改善についてセミナーを行う
・地域の人が集まる場や子育て真っ最中のママさんが集まる場所などで、食育や栄養についてのアドバイスを行う
【食育や栄養についての記事執筆】
・ブログを作成して、食育や栄養についての記事執筆を行う
・企業などが発信しているインタネットサイトに記事寄稿を行う
【料理教室を主催する】
・食育栄養アドバイザーの知識が活かせる料理を開発して教える
今はインターネットの普及で、自分から情報発信をすることで仕事の獲得もできるので、積極的に活動していくことで食育栄養アドバイザーとして仕事の場を広げていくことが可能です。
ただ、どの活動も個人で運営していくためには自ら積極的に行動できる姿勢も大切です。
仕事は勝手に舞い込むものではありませんから、情報発信のスキルやセミナー講師として活動するために必要な知識など、常に学んでいく必要があるため、待っているだけの人には個人活動は向いていません。
食育栄養アドバイザー資格のメリット
自分のペースで無理なく学べる
食育栄養アドバイザー資格の講座は学習から試験まで、すべてがオンラインなので自分のペースで勉強を進めることができます。
またネット環境があれば、どこにいても勉強ができるので、スキマ時間を活用した学習が可能です。
忙しい主婦の方でも、子どもの送迎の待ち時間や家事の合間、メイクしながらなど、ちょっとした時間を有効活用できますね。
オンライン講座は、学科ごとに「解説動画」と「確認テスト」が用意されているので、スキマ時間を使って動画閲覧、落ち着ける時間には確認テスト、といったような使い分けもできますね。
学習記録が一目でわかるからモチベーションアップに繋がる
食育栄養アドバイザーはオンライン講座で学習できるので、自分が勉強した進捗状況が一目で分かるようになっています。
受講者専用のマイページから学習した日がカレンダーで一覧に表示されるので、いつ、何を、どのくらい学習したか、一目瞭然でわかるので、モチベーションアップにも繋がります。
通信講座は、一人で学習していくため「モチベーションの維持が難しい」というデメリットがあります。
その点、進捗状況が見える化されていると、少しずつでも勉強できた!という実績の積み重ねが自己肯定感を高めて、最後までやり遂げるモチベーションに繋がっていきます。
食育栄養アドバイザー資格のデメリット
受講期間の延長は別料金がかかる
食育栄養アドバイザー資格講座は、受講期間が3ヶ月に設定されています。
この期間を過ぎると受講がストップしてしまうので注意が必要です。
万が一3ヶ月以内に学習が終わらなかった場合、受講期間を延長することはできますが、延長料金として5,500円を支払う必要があります。
「3ヶ月での受講はちょっと難しいかも・・・」
「もう少し余裕を持ったスケジュールがいい」
このように不安を感じる方は、「食育実践プランナー」を検討してみてはいかがでしょうか。
受講期間は最大12ヶ月まで、質問や添削のサポートが受けられるので、余裕をもって学習に取り組めるので、万が一のことがあっても安心です。
食育栄養アドバイザーは独学で取得できる?まとめ
食育栄養アドバイザー資格を取得することで、世の中に出回る様々な情報の中から自分に必要な正しい情報を選ぶことができるようになり、自分や家族、身近な人の健康を守ることができます。
資格取得で身につけた知識は自分自身のためだけでなく、成長期のお子さん、健康に気を付けたい家族の為にも役立ちます。
また、食育栄養アドバイザーとして個人活動や仕事にも活かすことができます。
食に興味がある方、この先の健康が気になる方は、食育栄養アドバイザー資格を取得して、自分や身近な人の健康サポートに役立ててみてはいかがでしょうか。