ウェブデザイン技能検定とはどんな資格？難易度は？独学でも合格できるかをまとめました

ウェブデザイン技能検定は、ホームページデザイン制作についての知識を身につけたことを認定する資格で、近年受験者が増えています。

Webデザイナーは20代、30代の若い世代の方に人気がありますが、世代に関係なく仕事をすることができます。

この記事では、ウェブデザイン技能検定とはどんな資格なのか、検定試験の難易度や独学でも合格を目指すことができるのかをまとめました。

ウェブデザイン技能検定とはどんな資格？

ウェブデザイン技能検定とは、特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会が実施する国家資格で、合格するとウェブデザイン技能士として認定されます。

WEB関係では唯一の国家資格で、名称独占資格になります。

WEBサイトのデザイン設計を行うための知識と技能を検定するもので、2007年に発足された比較的新しい資格です。

ウェブデザイン技能検定3級

受検資格	ウェブの作成や運営に関する業務に従事している者及び従事しようとしている者
試験内容	【学科試験】 筆記試験（マーク方式） 合格基準：70点以上（100 点満点） 試験時間：45分 【実技試験】 指定されたウェブサーバ、ウェブプログラミング環境、ウェブコンテンツ作成用ソフトウェアを使用して与えられた課題を作成する 合格基準：70点以上（100 点満点） 試験時間：60分
受験費用	学科試験：5,000円 実技試験：35歳以上は5,000円、35歳未満は3,000円

ウェブデザイン技能検定2級

受検資格	2年以上の実務経験を有する者 職業高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校卒業又は普通職業訓練修了した者 大学を卒業した者 高度職業訓練を修了した者 3級の技能検定に合格した者
試験内容	【学科試験】 筆記試験（マーク方式） 合格基準：70点以上（100 点満点） 試験時間：60分 【実技試験】 指定されたウェブサーバ、ウェブプログラミング環境、ウェブコンテンツ作成用ソフトウェアを使用して与えられた課題を作成する 合格基準：70点以上（100 点満点） 試験時間：120分
受験費用	学科試験：6,000円 実技試験：35歳以上は12,500円、35歳未満は7,000円

ウェブデザイン技能検定1級

受検資格	7年以上の実務経験を有する者 職業高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校卒業又は普通職業訓練修了後、5年以上の実務経験を有する者 大学卒業後、3年以上の実務経験を有する者 高度職業訓練修了後、1年以上の実務経験を有する者 2級の技能検定に合格した者であって、その後2年以上の実務経験を有する者
試験内容	【学科試験】 筆記試験（マーク方式） 合格基準：70点以上（100 点満点） 試験時間：90分 【実技試験】 指定されたウェブサーバ、ウェブプログラミング環境、ウェブコンテンツ作成用ソフトウェアを使用して与えられた課題を作成する 合格基準：70点以上（100 点満点） 試験時間：180分　ペーパー60分
受験費用	学科試験：7,000円 実技試験：25,000円

ウェブデザイン技能検定の難易度・独学での合格は可能？

ウェブデザイン技能検定の難易度

ウェブデザイン技能検定3級はWEBデザインの入門的な内容になるため、比較的難易度も低く初心者の方でも取得しやすい資格です。

1級、2級はWEBデザインの実務経験が受験資格になるため、内容も実務に直結した内容になっています。

そのため1級、2級は3級と比べても一気に難易度も高くなっています。

1級、2級を目指す場合、まずは3級に合格していないと受験資格がないため、まずは3級資格を合格できるよう勉強していきましょう。

ウェブデザイン技能検定3級は独学でも合格を目指せる！

ウェブデザイン技能検定3級は受験資格がないので誰でも受験することができます。

特に3級は初心者向けで基本的な内容になっているため、基礎知識をしっかり身につけておけば独学でも合格を目指すことができます。

平均の勉強時間は30時間と言われていますので、1日1時間でも毎日コツコツと学習を積み重ねていくことが合格への近道です。

ウェブデザイン技能検定の勉強法

3級合格を目指す勉強方法

ウェブデザイン技能検定は学科試験と実技試験があり、どちらも70点以上が合格ラインです。

7割以上正解すれば合格することができるので頑張りましょう！

その他、参考書などを用いてさらに問題を解いていき、理解を深めていくことが大切になります。

独学で勉強していくためには、自分で計画し継続して学習することが大切です。

途中で挫折することがないように、どうしてウェブデザイン技能検定を取得したいのか「目的」をしっかりと決めておくことをおすすめします！

ウェブデザイン技能検定は通信講座でも学べる！

ウェブデザインを独学で勉強することに不安を感じる方は、オンラインで学習できる通信講座も検討してみてはいかがでしょうか。

「インターネット・アカデミー」ではウェブデザイン技能検定に合格するための対策が盛り込まれた講座があり、Webサイト制作に必要な基礎知識から、デザインを考えるうえで大切なユーザビリティやユニバーサルデザインについても学ぶことができます。

基本的にはすべてを自分で解決する必要があるため、問題を解決できないと先に進めずに時間がかかってしまったり、途中で挫折してしまうことも。

その点、スクールでの学習は講師に直接質問するサポートやアドバイスを受けることもできます。

ただ受講費用は高額になってしまいますので、ウェブデザインに本格的に取り組みたい人におすすめできます。

通信講座	インターネット・アカデミー
講座名	ウェブデザイン技能検定対策講座
受講料	¥555,500(税込み) ※分割払いでの支払いが可能
授業数	12回 ※学習目安24～48時間
身につく具体的なスキル	インターネット概論、HTML･XHTMLとそのコーディング技術、CSSとそのコーディング技術、スクリプト、サーバサイドアプリケーション、ウェブインフォメーションデザイン、ワールドワイドウェブ(WWW)法務、ウェブビジュアルデザイン、ウェブサイト設計･構築技術、ウェブサイト運用･管理技術など
学習サポート	チャット質問でリアルタイムに相談が可能 講師とマンツーマン指導に対応 就・転職/在宅/フリー/副業などのキャリアサポート 受講期間は最長1年 ¥70,400からできるコースのカスタマイズ

＼無料カウンセリングで気になることは何でも聞けます！／

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ウェブデザイン技能検定のメリット・デメリット

メリット

ウェブデザイン技能検定の資格を取得することで、Webデザイナーとして就職や転職するときに、採用担当者に一定のスキルを保持していることをアピールすることができます。

3級は基礎知識がメインの資格のため、即戦力としてすぐに働けるまでにはいきませんが、WEBデザイナーとして働きたいという意欲は十分にアピールできます。

企業によっては資格手当がつくこともあります。

デメリット

WEBデザイナーの採用基準は資格の保持はあまり関係ない会社が多いため、ウェブデザイン技能検定の資格を持っていても就職や転職が有利になるとは言えません。

Webデザイナーは実力やセンスが評価されることが多いため、今まで制作してきたホームページや作品などのポートフォリオで判断されることがほとんどです。

ただウェブデザイン技能検定は国家資格になりますし、履歴書に記載することができるので、Webデザイナーとして働きたいという前向きな姿勢は評価してもらえる可能性は十分あります。

ウェブデザイン技能検定資格の内容・難易度・まとめ

ウェブデザイン技能検定はWeb関連の中でも唯一の国家資格です。

1級・2級は実務経験や学歴が必要となりますが、3級は誰でも受験することができますので、Webデザイナーを目指す人は知識やスキルを身につけるという意味でも資格取得を目指しても良いのではないでしょうか。

独学でも資格取得を目指すことができますが、何から始めたら良いか分からない人、継続して勉強していくことに自信がない人、効率よく学習したい人にはスクールで学ぶという選択肢もあります。

スクールは知識の習得だけでなく、Webデザイナーとして働きたい人への就職支援や副業・個人事業としての仕事獲得方法のサポートもあります。

Webデザイナーを仕事としていきたい人なら、スクールという選択肢も検討してみるのもおすすめです。