歯科助手に興味がある方、資格の取得を考えている方におすすめの記事です。
歯科助手の仕事は、正規雇用のほかにパート勤務も多く、ライフワークバランスを取りやすい仕事として主婦の方にも人気があります。
厚生労働省の「医療施設調査」によると、令和元年の歯科診療所は 68,500 施設でコンビニの店舗数55,620店を上回っています。
そのため働く職場が多く、自宅から近い歯科診療所を探すことができる点でも主婦の方におすすめできる職種です。
歯科助手は資格がなくても働くことができる仕事ですが、専門的な知識が必要な場面が多いので資格を取得することで知識とスキルを身につけることができます。
資格を持っていることで、自身の強みにできますし、知識とスキルがあるため就転職で有利になることが多くあります。
この記事では、歯科助手の仕事内容や資格の難易度や合格率、独学取得が可能なのかについてまとめました。
初心者でもわかりやすい教材に定評あり
質問や添削などのサポート制度が充実
歯科医院で撮影したリアルな講義映像で勉強できる
LINE友だち登録で受講料10%オフクーポンがもらえる
わかりやすいテキスト
WEBから申し込むと1万円安く受講できる
歯科助手の仕事内容
歯科助手資格は民間で定められた資格のため、医療行為を行うことができません。
歯科助手にはできる仕事、できない仕事があることを覚えておく必要があります。
歯科助手としてできる仕事
歯科助手のメイン業務は受付や電話対応、レセプト業務(診療報酬の計算)が主な仕事で、それ以外に治療で使用する器具の準備や片付け、清掃や在庫管理などです。
会社の事務職と同じように、事務作業の他に雑務などを担当することが多くなります。
雑務とはいってもこれらの仕事は診療をスムーズに行うために大切な仕事の一つです。
また働く医院などでも業務は多少変わってくることもあります。
歯科助手ではできない仕事
歯科助手は歯科医師やレントゲン技師、歯科衛生士が行う仕事はほぼ禁止されています。
- レントゲン撮影
- 注射をする
- 歯の治療で削る・抜く・詰め物などをつける
- 歯石除去
- フッ素塗布
- 歯ブラシ指導
もし禁止されている業務を行った場合は、罪に問われてしまうので十分注意しましょう。
歯科助手の資格は必要?
歯科助手になるには資格は不要です!
歯科助手は資格を持っていないとできない仕事ではありません。
資格がなくても、未経験でも仕事に就くことができます。
仕事をしながら歯科助手としての業務内容を覚えていくことも可能です。
ただ歯科助手は、医療事務などと同じように診療報酬の計算など専門的な知識が必要になるので、資格を持っていることで知識があることの証明ができますし、即戦力として働くことができます。
歯科助手資格は全て民間資格で、国家資格ではありません。
それぞれ学習する内容は少しずつ違いはありますが、基本的にはレセプト業務(診療報酬の計算)をメインに、歯科で働くための知識・教養などを学んでいきます。
歯科助手のメリット
働く場所が多くある
歯科医院の数はコンビニエンスストアよりも数が多いと言われています。
そのため働く場所が各地にあるので、家の近くで働くことも可能です。
またご主人の転勤などで引越になったとしても、新しい土地ですぐに職場を見つけやすくなります。
子どもが小学生くらいまでは、自宅から近いところに職場があると何かと便利ですよね。
自分の時間にゆとりができたら、場所の選択にプラスして労働条件などを考慮して求人を探すことができます。
働き方を選びやすい
歯科助手として働く場合、自分の都合で勤務形態を選べる場合も多くあります。
例えば不要範囲内で働きたい人はパートタイマー、午後は子どもが学校から帰ってくるので午前中勤務を希望、自分の時間が使える人は正社員、などとライフスタイルに合わせて選択しやすいのは診療所などの医療関係で働くメリットと言えます。
歯科助手のデメリット
資格の勉強以外にも覚える内容がたくさんある
歯科助手の仕事は、資格取得で勉強した内容以外でも覚えることがたくさんあります。
道具の片付けなどは、診療所ごとに覚える必要もあります。
レセプト業務の他に、受付業務全般、雑用、備品類の在庫管理に道具の片付けなど、細々とした仕事がたくさんあるので、覚えるのも大変です。
歯科助手の仕事は覚えることが多いと言われています。
歯科助手は資格がなくても働くことができる
歯科助手は資格がなくても働くことができるので、未経験でもOKの求人先に就職することができれば、資格取得にかかった時間は無駄に感じてしまうかもしれません。
でも資格は持っていて損をすることはありません!
資格を持っていれば、未経験の求人でも経験者を選ぶ方が即戦力として期待できるので有利になります。
資格を持っていれば知識を身につけている証明にもなるので、就職や転職では資格がないよりもある方が断然有利です。
【参考】歯科助手は取っても意味ない資格?役に立たない?主婦が取得するメリットを解説!
歯科助手資格はどれがいい?おすすめ通信講座と代表的な資格
歯科助手の資格は複数ありますがその中でも代表的な資格と、資格取得の勉強ができる通信講座についてご紹介します。
歯科助手資格
主催 | 一般財団法人 日本能力開発推進協会 (JADP) |
資格の目的 | 歯科助手としての正しい知識と接遇知識を持ち、歯科医師を円滑にサポートするための技術と知識をもつことを 証明することにより、職業能力の向上と社会的経済的地位の向上に資すること。 |
資格で証明できること | 歯科助手としての受付事務、カルテの作成、器具の清掃・準備、患者の介添、石膏などの練和、治療の際の歯科医師のサポートなどの知識 |
受験資格 | 指定講座のカリキュラム修了後、随時受験可能 |
受験方法 | 在宅 |
受験料 | 5,600円 |
合格基準 | 得点率70%以上 |
「歯科助手資格」はキャリカレの講座で学習できます。
キャリカレの講座では、「わかりやすい」をコンセプトにしたテキストと映像講義で、初めて医療に関することを学ぶ人でも安心して学習を進められます。
また専任講師・専任サポーターへ質問や添削指導が受けられたり、歯科助手として採用されるための職務経歴書の作成を受けられるサポートがあります。
講座名 | 歯科助手講座 |
受講料 | ハガキ申込価格63,800円(税込) WEB申込価格53,800円(税込) |
教材 | ・「カラーテキスト」は見やすくて分かりやすい ・「映像講義」で、テキストでけでは分かりにくい箇所もフォロー! ・「面接合格ガイドブック」 |
標準学習期間 | 3ヶ月 |
サポート | ・受講開始から最長12ヶ月間無料でサポート ・講師への質問は何度でも無料 ・手厚く丁寧な添削指導 ・就職・転職のサポート |
【参考】キャリカレ「歯科助手講座」の口コミ・評判は?合格率や料金をまとめました
歯科助手専門員
主催 | 全国医療福祉教育協会 |
資格の目的 | 歯科助手として治療の補助業務など現場での即戦力になる力を養成するための資格 |
資格で証明できること | レセプトなどの事務業務だけでなく、現場で即戦力になれる技能を身につけていること |
受験資格 | 認定された講座を修了した人 |
受験料 | 3000円 |
合格基準 | ・認定校講座内で行われる実力診断テストの正解率70%以上 ・資格認定試験の正解率75%以上 |
「歯科助手専門員」資格はヒューマンアカデミーの講座で学習できます。
ヒューマンアカデミーの講座では、添削が3回終了した時点で「歯科助手専門員」の資格を取得することができます。
そのため会場試験を受けに行くのが難しい人、子どもが小さい主婦の方にはおすすめの資格講座です。
万が一サポート期間8ヶ月を過ぎてしまっても、再提出の添削をしてもらえるので、より資格が取りやすくなっています。
講座名 | 歯科助手講座 |
受講料 | 39,700円 |
教材 | ・テキスト教材6冊 ・DVD 2枚 ・解答用紙 3回分 ・質問用紙 |
標準学習期間 | 4ヶ月 |
サポート | ・受講開始から最長12ヶ月間無料でサポート ・講師への質問は何度でも無料 ・手厚く丁寧な添削指導 ・就職・転職のサポート |
【参考】ヒューマンアカデミー「歯科助手講座」の口コミ・評判は?合格率や料金をまとめました
歯科助手実務者
主催 | 全国医療福祉教育協会 |
資格の目的 | より現場の実務に即した内容を学ぶことができ、未経験でも即戦力として働くことが目指せる資格 |
資格で証明できること | 受付対応、診療のアシスタントなど歯科医師、歯科衛生士と連携を行いスムーズな診療に貢献できるスキルが身につく |
受験資格 | 認定された講座を修了した人 在宅受験(第3回添削課題が認定試験です) |
受験料 | ユーキャンの講座費用に含む 認定証は希望者のみ有料で発行 |
合格基準 | 得点率70%以上 |
「歯科助手実務者」資格はユーキャンの講座で学習できます。
ユーキャンの歯科助手講座は、現役歯科医師が監修した教材で、より現場に近い内容を学ぶことができます。
添削3回が終了した時点で「歯科助手実務者」の資格を取得することができるので、会場試験を受けに行くのが難しい人、子どもが小さい主婦の方にはおすすめの資格&講座です。
講座名 | 歯科助手講座 |
受講料 | 32,000円 |
教材 | ・メインテキスト2冊はオールカラー・イラスト豊富 ・テキストと連動した動画講義 ・章末ドリル ・歯科助手ハンドマニュアル |
標準学習期間 | 3ヶ月 |
サポート | ・サポート内容 ・質問サービスはメール、郵送で可能 ・インターネットサービス「学びオンライン プラス」で動画視聴やWEBテストの実施 ・指導サポート期間延長6ヶ月 |
【参考】ユーキャン「歯科助手講座」の口コミ・評判は?合格率や料金をまとめました
歯科助手は独学でも取得できる?
歯科助手の勉強は独学でも取得できる資格もありますが、認定講座を受講しないと受験資格がない資格もあります。
市販のテキストや参考書を購入して勉強することが可能です。
最初にもお伝えした通り歯科助手として働く時に資格は不要ですから、仕事内容の知識を身につけるという意味でも独学で勉強することは意味があることです。
ただ資格を取りたいという場合には、通信講座などで勉強するほうがスムーズに資格を取得できることもあります。
歯科助手資格は、指定された通信講座を修了すると試験はなく資格を取得することができたり、通信講座を修了した後の受験は在宅試験が可能だったり、講座のカリキュラムが資格取得をゴールとしています。
資格名 | 歯科助手資格 | 歯科助手専門員 | 歯科助手実務者 |
通信講座 | キャリカレ 【歯科助手講座】 | ヒューマンアカデミー 【歯科助手講座】 | 生涯学習のユーキャン 【歯科助手講座】 |
受講料 | WEB申込価格53,800円 | 39,700円 | 32,000円 |
標準学習期間 | 3ヶ月 | 4ヶ月 | 3ヶ月 |
カリキュラム通りに勉強すれば資格が取れるので、一人学習が続かないと不安な人や何を勉強したらよいか分からない人は、通信講座で勉強してみてはいかがでしょうか。