
こんな方におすすめ
- 終活資格に興味がある方
- 終活資格の種類が多く、どの資格が良いか悩んでいる方
「終活」という言葉が一般的に知られるようになり、定年を迎えたり一定の年齢になると、終活を考えたり始めたりする人が増えてきました。
ただ終活とひと言でいっても、実際には何をすればよいか分からない方も多いのが現状です。
終活の資格を取得することで、終活をしたい人の相談にのったり、アドバイスをすることができます。
またセカンドキャリアとして終活資格を活かして働くことも視野に入れられます。
この記事では、終活資格に興味がある方やどの資格が良いか悩んでいる方に、終活の人気資格・おすすめ5選をご紹介します。
終活資格を選ぶポイント

終活の資格は民間資格の為、主となるテーマは同じでも少しずつ目指す内容が違ったり、資格名称が異なったりします。
そのため、資格を選ぶときは2つのポイントに注意してみましょう。

家族や親しい人のために資格を活かしたいのか、仕事のキャリアアップに繋げるために資格を取るのか、終活資格で独立したいのか、目的によって選ぶ資格も変わってきます。

民間資格の場合、運営している団体がいつの間にか倒産したり、事業廃止になっているという事もあります。
万が一、取得した資格の団体がなくなってしまったら、学んだ知識は自分のものになりますが、取得した資格はただの紙切れになってしまいます。
資格を取得するときは、公式HPを確認してみることをおすすめします。
終活資格を徹底比較!おすすめ5選

終活アドバイザー
終活アドバイザーの資格は、「生涯学習のユーキャン」で開校されている「終活アドバイザー講座」を受講して、終了課題を提出すると資格を取得することができます。
終活アドバイザー資格の特徴
- 終活に関する幅広い知識が身につく
(自分らしく生きる、財産を守る、各種制度について、終末期の備え、死後の手続きなど) - エンディングノートの上手な活用方法を学ぶ
- 終活アドバイザー講座オリジナルの「ら・し・さノート®」でエンディングノートを完成させながら、受講者自身も終活を体験する
終活アドバイザー資格の詳細
運営団体 | NPO法人ら・し・さ終活アドバイザー協会 |
試験 | マークシート方式 修了課題が検定試験になり、資格取得が可能 受講期間中であれば、再試験も可能 |
合格基準 | 60%以上正解で合格 第1~3回の添削課題提出+修了課題(検定試験)をクリアして試験合格 |
資格取得 | 合格者は、終活アドバイザー協会に登録可能 入会金4,000円、年会費6,000円 |
終活アドバイザー資格を取得できる通信講座
通信講座 | ">生涯学習のユーキャン |
講座名 | 終活アドバイザー講座 |
受講料金 | 一括払い:35,000円 分割払い:2,980円×12回(12ヵ月) = 総計:35,760円 |
教材 | メインテキスト:3冊 副教材:要点チェック問題集、ら・し・さノート®(エンディングノート)、ガイドブック 他 |
添削 | あり (3回+修了課題(検定課題)) |
質問 | あり (1日3問まで) |
標準学習期間 | 4ヵ月 (受講開始から8ヵ月までサポートあり) |
終活ライフケアプランナー
終活ライフケアプランナーの資格は、「資格のキャリカレ」で開校されている「終活ライフケアプランナー養成講座」を受講して、終了課題を提出すると資格を取得することができます。
終活ライフケアプランナーの特徴
- 終活に関する基礎知識が身につく
- 終末期ケアと死生観に関する基礎知識が身につく
- 終活の目的やゴールを考える時の手段としたエンディングノートの活用方法を学ぶ
終活ライフケアプランナー資格の詳細
運営団体 | 一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP) |
試験 | 在宅試験 (テキストの閲覧が可能) |
合格基準 | 70%以上正解で合格 不合格だった場合はいつでも何度でも再試験が可能 |
受験料 | 5,600円(税込) |
資格取得 | 合格者には、認定証及び認定カードが付与 |
終活ライフケアプランナー資格を取得できる通信講座
通信講座 | 資格のキャリカレ |
講座名 | 終活ライフケアプランナー養成講座 |
受講料金 | 一括払い:39,700円 分割払い:月々1,920円×24回 |
教材 | 学習ガイドブック エンディングノート |
添削 | あり (手書き採点) |
質問 | あり (何度でも無料) |
標準学習期間 | 3ヶ月 (受講開始から最長700日間までサポート有り) |
終活ライフケアアドバイザー
終活ライフケアアドバイザーの資格は、「通信資格のラーキャリ」で開校されている「終活ライフケアアドバイザー資格取得講座」を受講して、試験に合格すると資格を取得することができます。
終活ライフケアアドバイザーの特徴
- 終活の基礎知識が身につく
- 終活の進め方について学ぶ
(お金の使い方、生前整理、介護について、など) - 終活の準備と注意点を学ぶ
(終活の取り掛かり方・落とし穴など)
終活ライフケアアドバイザーの詳細
運営団体 | 一般社団法人日本技能開発協会(JSADA) |
試験 | 在宅試験 |
合格基準 | 公表なし |
資格取得 | 年会費や更新料は一切なし 合格者には認定書(ディプロマ)を付与 添削課題・本試験終了後に「試験評価シート」が発行され、間違えた箇所は試験終了後に復習し、今後に活かせる仕組み |
終活ライフケアアドバイザー資格を取得できる通信講座
通信講座 | 通信資格のラーキャリ |
講座名 | 終活ライフケアアドバイザー資格取得講座 |
受講料金 | 49,500円(通信講座+試験) 月々5,000円×10回 11,000円(試験のみ) |
教材 | テキスト、問題集、添削課題、資格試験認定試験の4点セット |
添削 | あり 添削課題を出さなくても進めることは可能 |
質問 | あり (LINE公式) |
標準学習期間 | なし |
終活ライフコーディネーター
終活ライフコーディネーターの資格は、スマホで資格が取れる">「formie(フォーミー)」で開校されている「終活ライフコーディネーター資格取得講座」を受講して、試験に合格すると資格を取得することができます。
これまでに83,064件の受講申込がある、人気の資格講座です。
終活ライフコーディネーターの特徴
- 終活の必要性、心得などの基礎知識が身につく
- 終活に必要な内容、進め方を学ぶ
(自立した生活、終末期医療、意思表示、お金、整理、葬儀、墓、遺言書について) - エンディングノートの意味、作成方法を学ぶ
終活ライフコーディネーター資格の詳細
運営団体 | 一般財団法人日本能力教育促進協会(JAFA) |
試験 | 在宅試験 |
合格基準 | 公表なし |
受験料 | 講座費用に含む |
資格取得 | 合格した場合、認定機関から即時に通知あり |
終活ライフコーディネーター資格を取得できる通信講座
通信講座 | ">formie(フォーミー) |
講座名 | 終活ライフコーディネーター資格取得講座 |
受講料金 | 3,980円 /月(税込) ※サブスクプラン 35,200円(税込)で個別購入 受講申し込み後7日以内なら全額返金対応 |
教材 | Web教材(スマホ、PCで受講対応) |
添削 | なし |
質問 | あり (メールサポート) |
標準学習期間 | 受講開始より180日間がサポート |
終活ガイド資格
終活ガイド資格は「一般社団法人 終活協議会」が開校する講座を受講すると資格を取得することができます。
資格は3級~1級まであり、3級は誰でも受験することができます。
終活ガイドの特徴
- 3級は無料で終活の基礎知識を学ぶことができる
- 2級は終活の具体的な内容について学ぶ
(健康・医療、介護、保険・相続、葬儀、お墓など) - 1級は終活のプロフェッショナルになり、講師や相談員として活躍できる知識を身につける
終活ガイド資格の詳細
運営団体 | 一般社団法人 終活協議会 |
試験 | 1級:在宅試験 2級:約3時間 |
合格基準 | 1級:50問中40問正解 2級:10問中6問正解 (不合格でも何度でも受験できます) |
受験料 | 1級:50,000円 2級:5,000円 |
資格取得 | 1級:年会費:3,300円 合格すると認定証とカードが発行されます 2級:合格すると賞状と認定証カードを有料で取得することができます |
終活資格の活かし方

終活の資格は、単品で持っているよりも他の資格と掛け合わせて持つことで、更に強みを持たせることができます。
終活の中には、お葬式、お墓、財産、保険、介護など、様々なことを考えていかなくてはなりません。
終活資格以外で専門分野の資格を持っていれば、相談者は頼りにしますし、安心して相談することができますね。
終活資格と相性の良い資格をまとめてみました。
ファイナンシャルプランナー
終活のことを考えるとき、残された家族のことも考える必要があります。
自分が亡くなった後の手続きは?年金の受給は?財産分与は?
終活をすると同時に出てくる問題はライフプランニングを行うファイナンシャルプランナー資格で、相談者の悩みを一つずつ解決していくことができます。
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行政書士
行政書士は官公署に申請する書類の作成や代理で提出を行うことができる資格ですが、終活資格との相性も良い資格です。
遺言や財産などの相続手続きは、親族でも勝手に開封したり引落をしたりはできません。
そのため、戸籍謄本などの書類が必要になってくるのですが、行政書士は職権で取得することができます。
相談者と終活についてのプランニングやアドバイスを行いながら、遺言や相続についても同時にサポートができるようになります。
行政書士の資格を持つと、遺言や財産などの手続きに必要な戸籍謄本などを職権で取得することができたりするので、終活を最後までサポートすることができます。
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ケアマネジャー(介護支援専門員)
介護サービスを利用したい方が必要とする介護を受けられるようにケアプランを考え、サービス事業者との調整を行うのがケアマネジャーの仕事です。
ケアマネジャーは介護利用者やその家族と直接話をしながらコミュニケーションを取る機会も多く、ケアプランと同時に終活についても相談に乗ることが出来ます。
縁起が悪いと思われるかもしれませんが、何かあってからでは残された家族が迷惑にかかります。
家庭環境などを理解しているケアマネジャーに終活についてもアドバイスを受けられるのは利用者も家族も安心することができます。
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整理収納アドバイザー
終活には遺言や財産の整理だけではありません。
長年生活してきたなかで積み重なった荷物や思い出の品など、残された人たちに迷惑をかけないよう整理することも終活のひとつです。
そうは言っても、どこから手を付けたらよいか分からない、思い出の品を捨てられないなど、一人ではなかなか先に進まないものです。
終活の相談にプラスして荷物の整理までもサポートすることができます。
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終活資格・まとめ

終活の資格は様々ありますが、今回ご紹介した資格はどの資格も終活の基礎から実際の応用、エンディングノートの活用法まで、しっかりと学べる内容になっています。
また教育については大手通信講座に委託している資格も多いので、手厚いサポートを受けることができたり、制度がしっかり整っているので、安心して受講することができます。
家族や親しい人のために活かすことはもちろん、仕事のキャリアアップやセカンドキャリアを目指すこともできます。
申し込めばすぐに学習を始められる講座ばかりなので、興味がある方は各資格のホームページを確認してみてくださいね。