- まずは登録販売者の資格だけ取りたいと考えている方
- 資格を取ったけど実務経験はまだ予定がない方
登録販売者の資格を取ったけれど、すぐに働く予定はない場合、資格がどうなるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
実務経験がないと登録販売者として名乗ることができないため、キャリアに不安を感じていませんか?
この記事では、登録販売者の資格だけ取って働かないとどうなるのか、実務経験を積まないと資格がどうなってしまうのかをまとめました。
キャリアチェンジで資格だけ取っておきたい方、資格を取ったけどまだ働いていない方はにおすすめの記事です!
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登録販売者の資格をまずは取っておきたい!これって大丈夫?
登録販売者の「資格だけ取る」は問題なし!
登録販売者は受験条件がなく、年齢や性別、実務経験に関係なく受験できるので、将来登録販売者として働きたいと考えている方は取っておいて損はありません。
ただ必要な実務経験を積まないと登録販売者として名乗ることができないので、「資格だけ取る」のは問題ないの?と不安な方もいるかと思いますが、資格だけ取っておいても全く問題ありません!
更新手続きなどもなく、一度取っておけば失効することもありません。
ただし登録販売者として働きたい、資格手当が欲しい、という場合は、実務経験を積んでいきましょう。
登録販売者は資格取得だけでは不十分?実務経験の必要性は?
資格を取るだけでは登録販売者と呼べない
登録販売者は年1回、各都道府県で実施される「登録販売者試験」に合格する必要があります。
試験を受けるための受験資格はなく誰でも受験できますが、試験に合格してすぐに登録販売者として働くことができません。
登録販売者として名乗るためには、まず「直近5年間に2年以上の実務経験」が必要になってきます。
この実務経験をクリアしていないうちは、登録販売者(研修中)という肩書で実務経験を積むために働くことになります。
登録販売者になるために実務経験が必要
登録販売者の試験に合格したら、まずは職場探しのスタートです。
登録販売者の実務経験を積める医薬品販売店舗の求人を探しましょう。
登録販売者として1人で売り場に立つには、決められた実務経験が必要です。
- 直近5年の間に2年分の実務経験が必要
- 一般用医薬品を取り扱っている店舗での実務経験
- 5年以内なら連続していなくても、月80時間以上の勤務が2年分(24ヵ月)あれば認められる
- 雇用形態は正社員に限らず、パート、アルバイトでも問題ない
実務経験が積める職場が決まったら、勤務先の都道府県で『販売従事登録』を行いましょう。
販売従事登録は、勤務先が決まっていないと登録できないので注意してください。
2年間の実務経験で「実務従事証明書」を申請!晴れて登録販売者に!
2年間の実務経験の実績ができると、各都道府県に「実務従事証明書」を申請することができます。
実務従事証明書が発行されると、晴れて登録販売者として一人で売り場に立つことができるようになります。
万が一実務経験が足りない場合、申請ができないので注意しましょう。
受験合格前に医薬品販売のスタッフとして働いた経験があれば、5年以内なら加算されます。
また実務経験の基準に「同じ月に同じ店舗(または同じ業者の複数の店舗)での勤務」という条件があるので、2年間の間で職場を変更していると実務経験に換算されない場合があります。
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登録販売者の「資格のみ取得」のリスクとは?
試験から期間が空くと情報が古くなってしまうリスクも
登録販売者の資格は実務経験がなくても受験することができるので、将来登録販売者として働きたい、キャリアチェンジを考えている方は、時間があるときに資格を取得しておくとスムーズです。
ただし試験に合格してから何年も間が空いてしまうと、資格試験の時に身につけた知識が古くなっている可能性もあります。
登録販売者が学ぶ「薬事法」などの法律は定期的に見直しが行われ内容が改訂されるので、資格を取得したときからだいぶ内容が変わっていることもあります。
お客様に販売する医薬品の知識は正しいものでないと問題がありますから、もし資格取得から何年も間が空いてしまう場合には、登録販売者の参考書などを購入し、知識のアップデートを行う必要があります。
実務経験がある場合は5年以内に2年の実績を残す必要がある
登録販売者の試験に合格した後、2年間の実務経験が必要です。
ここで注意が必要なのは、2年未満の実務経験がある場合です。
直近5年間で2年または1,920時間(月80時間×12ヵ月×2年)以上の実務経験が必要です。
2年未満の実務経験がある場合は足りない時間のみの実務経験で良いのですが、5年以内に実務経験を足さないとその時間がリセットされてしまいます。
実務経験がない方は問題ないですが、少しでも実務経験がある方はせっかくの経験がなくならないよう、実務経験のタイミングを調整しておく必要があります。
「研修中」から「登録販売者」へ!実務経験はどこで積む?
実務経験は一般用医薬品販売がある店舗ならOK
登録販売者試験に合格した後は、実務従事証明書を申請するために実務経験を積んでいきます。
実務経験を積むのはどこで働けばいいの?
登録販売者が取り扱いできる一般医薬品を扱う店舗ならOK!
ドラッグストアだけでなくコンビニでも大丈夫です!
実務経験を積むのは「指定された店舗」などの決まりはありませんから、求人のある店舗で働けば問題ありません。
登録販売者の求人・収入
登録販売者として働くと、どのくらい給料がもらえるか気になりますよね。全国で有名なドラッグストアの月給を見てみましょう。
求人情報を掲載するindeedで確認してみると、登録販売者として働く場合の平均の月給は約28万円です。
これは厚生労働省が示す35~39歳女性の平均月収268,200円と比較しても、平均以上の給料が期待できます。
indeedで東京都内の登録販売者求人情報を確認すると、5,000件近くの求人を確認することができました。
同じく薬を扱う店舗で働く「調剤薬局事務」で確認すると約3,400件で、登録販売者の求人が多くあることが分かります。
実務経験なしで登録販売者を目指すなら通信講座もおすすめ
登録販売者を目指すなら、通信講座で学習するのも方法の一つです。
登録販売者を目指すために必要な学習時間は300時間ほど必要と言われています。
1日2時間程度の学習時間を確保できれば3ヶ月前後で取得を目指すことができます。
独学でも合格を目指すことはできますが、限られた時間の中で効率よく学習を進めていくなら通信講座も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
主婦が独学で「登録販売者」資格を目指すには?効率的に学習する方法をご紹介します!
まとめ|登録販売者は資格だけ取ってもOK
「将来登録販売者として働きたい」「キャリアチェンジをしたい」と考えている方も、まずは資格だけとっておけば働ける時期がきたら実務経験を積めば問題ありません。
途中で更新手続きなども不要で失効することもありませんから、一生の資格とも言えますね。
今後も需要がなくなることがない安定した資格です。
登録販売者を検討している方は、取得を目指して頑張ってください。
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