「医療事務と介護事務、どっちが難しいんだろう?」
どちらかに転職・就職を考えているとき、まず気になるのが難易度の違いではないでしょうか。
結論からお伝えすると、資格取得・仕事内容ともに、一般的には医療事務の方が難易度は高めです。
ただし就職のしやすさという観点では、求人数が多い医療事務の方が有利という側面もあります。
この記事では、医療事務と介護事務の資格・仕事内容・レセプト・就職・給与など6つの項目で両者を徹底比較します。
「どちらが自分に向いているか」の判断材料として役立てていただければ幸いです。
- 医療事務と介護事務の難易度の違い(6項目比較)
- レセプト業務はどちらが難しいか
- 未経験からスタートするならどちらが有利か
- 介護事務資格は意味ないのかどうか
- 自分に向いているのはどちらかの判断基準
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医療事務と介護事務の違いを6項目で比較

まず全体像を把握するために、6つの項目で比較した表を確認しましょう。
| 比較項目 | 医療事務 | 介護事務 |
|---|---|---|
| 資格取得の難易度 | やや高い | 低め |
| 仕事内容の難しさ | 専門知識が多い | 比較的シンプル |
| レセプト業務 | 難しい(診療報酬) | やや簡単(介護報酬) |
| 就職のしやすさ | 求人が多く有利 | 求人が少なめ |
| 未経験からのスタート | 可能だが勉強量多め | 比較的始めやすい |
| 給与・年収 | ほぼ同水準 | ほぼ同水準 |
結論として、専門知識やパソコンスキル重視なら医療事務の方が難易度は高めです。
一方、人との関わりや柔軟な対応力が求められる点では介護事務の方が大変になりやすいです。
次から、それぞれの項目について詳しく見ていきます。
どっちが難しい?①資格取得の難易度
資格取得の難易度という点では、介護事務の方が取得しやすい傾向があります。
医療事務の方が学ぶ範囲が広く、専門知識の習得量が多いためです。
医療事務の資格取得難易度
医療事務の資格には複数の種類があり、難易度もさまざまです。
代表的なものとして「医療事務認定実務者®」「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)」などがあり、初心者でも3〜4ヶ月の学習で合格を目指せるものが多くあります。
一方で「診療報酬請求事務能力認定試験」は合格率30〜40%程度と難易度が高く、医療事務資格の中でも最難関とされています。
学習内容は診療報酬点数・医療用語・保険制度・レセプト作成と幅広く、初めて学ぶ方には覚えることの多さに驚く場合もあるでしょう。
介護事務の資格取得難易度
介護事務の代表的な資格には「介護事務管理士®」「ケアクラーク®」「介護報酬請求事務技能検定」などがあります。
いずれも受験資格の制限がなく、毎月試験が開催されているため受験のハードルが低めです。
学習内容は介護保険制度・介護報酬の仕組み・レセプト作成が中心で、医療事務と比べて学習範囲がシンプルにまとまっています。
通信講座であれば最短2〜3ヶ月での取得が目指せます。

両方の検定試験を受けましたが、介護事務の方がずっと簡単だと私は感じましたよ。
(Aさん:30代)
「まずは取りやすい方から始めたい」という方には介護事務、「専門性を身につけてキャリアを築きたい」という方には医療事務が向いているといえるでしょう。



どちらの資格も国家資格ではなく民間資格のため、通信講座を活用しながら働きながら取得することが可能です。
どっちが難しい?②仕事内容の難しさ
仕事内容の難しさという点では、専門知識の幅広さから医療事務の方が難易度は高めといえます。
ただし介護事務には人との関わりの多さという別の難しさがあり、どちらが大変かは人によって異なります。
医療事務の仕事内容と難しさ
医療事務の主な業務は以下のとおりです。
- 受付・患者対応(窓口・電話)
- 診療報酬請求(レセプト作成)
- 会計・医療費の計算
- カルテ管理・データ入力
- 医師・看護師など医療スタッフのサポート
特に難しいとされるのがレセプト業務です。
診療内容ごとに細かく設定された点数を正確に計算し、保険者に請求する作業は専門知識なしには対応できません。
計算ミスが医療機関の収益に直接影響するため、正確さへのプレッシャーが常にある仕事といえるでしょう。



医療用語・薬の名称・検査の種類など、日々の業務で触れる専門的な情報量も多く、慣れるまでに時間がかかるという声もよく聞かれます。
介護事務の仕事内容と難しさ
介護事務の主な業務は以下のとおりです。
- 介護報酬請求(レセプト作成)
- 利用者・ご家族の窓口対応
- ケアマネジャーのサポート
- 各種書類の作成・管理
- 関係機関との連絡・調整
医療事務と比べると専門知識の量は少なめで、業務の構造もシンプルです。
一方で利用者さんやご家族、介護スタッフ、地方自治体の職員など、関わる人の幅が広いため、コミュニケーション能力や柔軟な対応力が求められます。
「デスクワークだけに集中できると思っていたら、人との関わりが想像以上に多かった」という声もあり、対人業務が苦手な方には介護事務の方が難しく感じる場合もあるでしょう。
「数字や専門知識をコツコツ扱う仕事が得意」という方には医療事務が向いており、「人との関わりが多くても柔軟に対応できる」という方には介護事務が合っているといえます。



どちらの仕事も未経験からスタートできるため、自分の強みと照らし合わせて選ぶのがおすすめです。
どっちが難しい?③レセプト業務の難易度
医療事務・介護事務ともに、レセプト(請求明細書)の作成が業務の中心です。
難易度という点では、医療事務のレセプトの方が難しいとされています。
医療事務のレセプト業務
医療事務が作成するのは「診療報酬明細書」です。
患者が受けた診療内容をもとに、診療報酬点数を計算して保険者に請求します。
難しさのポイントは、以下の3つです。
- ①点数計算の複雑さ
-
診療報酬点数は診察・検査・投薬・手術など行為の種類ごとに細かく設定されており、組み合わせによって加算・減算のルールも変わります。
定期的に改定されるため、常に最新の点数を把握しておく必要があります。
- ②ミスが許されないプレッシャー
-
レセプトの内容に誤りがあると保険者から返戻(差し戻し)され、医療機関の収益に影響が出ます。
月末の締め切りに向けて大量のレセプトを正確に処理する作業は、経験者でも緊張感を伴うでしょう。
- ③専門用語・医療知識の必要性
-
傷病名・検査名・薬剤名など医療特有の専門用語を理解した上で点数を入力するため、ある程度の医療知識が前提となります。
介護事務のレセプト業務
介護事務が作成するのは「介護給付費明細書」です。
利用者が受けた介護サービスの内容をもとに介護報酬を計算し、費用の一部を地方自治体に請求します。
医療事務のレセプトと比べると、以下の点でシンプルといえます。
- ①計算のルールが比較的わかりやすい
-
介護報酬はサービスの種類・提供時間・利用者の要介護度などによって単位数が決まり、その単位数に地域単価を掛けて計算します。医療報酬のような細かい加算・減算の組み合わせが少なく、慣れれば対応しやすい構造です。
- ②専門用語の量が少なめ
-
医療事務と比べて覚えるべき専門用語の量が少なく、介護保険制度の基本を理解すれば業務に入りやすいといえるでしょう。
ただし介護報酬も定期的に改定されるため、常に最新の情報を確認する姿勢は必要です。
レセプト業務に不安を感じている方は、通信講座でレセプト作成の実技練習を繰り返すことが合格への近道です。
特に医療事務は実技試験を伴う資格が多いため、テキストの知識だけでなく手を動かしての練習が欠かせません。
どっちが難しい?④就職・転職のしやすさ
就職・転職のしやすさという点では、求人の多さから医療事務の方が有利といえます。
ただし介護事務には「地域密着で働ける」という強みもあり、目指す働き方によって判断が変わります。
医療事務の就職・転職事情
医療事務の勤務先は病院・クリニック・歯科医院・調剤薬局など幅広く、全国各地に求人があります。
特に都市部では常に一定数の求人が出ており、転職活動において選択肢が広いのが強みです。
ただし人気職種であるため、未経験者にとっては競争が激しい側面もあります。
資格を取得した上で応募する方が多く、「資格あり・実務経験あり」の方が採用で有利になる傾向があるでしょう。
介護事務の就職・転職事情
介護事務の勤務先は老人ホーム・デイサービス・訪問介護事業所・グループホームなど介護施設に限定されるため、医療事務と比べると求人数は少なめです。
一方で全国に40,000件以上の介護施設・事業所があるため、地元で働きたい方には自宅近くで求人を見つけやすいという利点があります。
求人数は医療事務より少ないものの、競合する応募者の数も限られるため、資格を持って応募すれば採用につながりやすいケースもあります。
転職の選択肢の広さを重視するなら医療事務、地元の介護施設で長く安定して働きたいなら介護事務という選び方が現実的です。
どちらの資格も取得しておくことで、転職時の選択肢が広がります。
どっちが難しい?⑤未経験からのスタート
未経験から始めやすいのは、学習範囲がシンプルな介護事務といえます。
ただし医療事務も通信講座を活用すれば未経験から十分に目指せる職種です。
未経験から医療事務を目指す場合
医療事務は資格なし・経験なしでも応募できる求人が存在しますが、採用時には資格取得者や実務経験者が優遇される傾向があります。
未経験から転職を目指すなら、まず通信講座で資格を取得してから応募するのが現実的な流れといえるでしょう。
覚えることの多さは未経験者にとってのハードルですが、通信講座のカリキュラムに沿って学習すれば体系的に身につけられます。
入職後は先輩スタッフから実務を学ぶ機会が多く、資格取得で基礎知識があれば現場でのキャッチアップもスムーズに進みやすいでしょう。
未経験から介護事務を目指す場合
介護事務も未経験から始められる職種で、学習範囲が医療事務よりシンプルなため、短期間での資格取得が目指しやすい点が特徴です。
ただし求人数が少ない分、未経験での転職活動では応募できる求人が限られる場合があります。
資格取得と並行して、地域の介護施設の求人をこまめにチェックしておくことが転職成功への近道といえるでしょう。
「じっくり勉強してから転職したい」なら医療事務、「早めに転職してから現場で覚えたい」なら介護事務という選び方が一つの基準になります。
どっちが難しい?⑥給与・年収
給与・年収という点では、医療事務と介護事務の間に大きな差はありません。
どちらも勤務先の規模・地域・雇用形態によって幅があります。
医療事務の給与・年収
医療事務の平均年収は約280〜320万円程度とされており、日本の平均年収よりは低めの水準です。
ただし大規模病院への就職や、正社員として経験を積むことで昇給・昇格の機会があります。
パート・アルバイトの場合は時給1,000〜1,300円程度が目安で、扶養範囲内で働きたい方にも対応しやすい雇用形態が選べます。
介護事務の給与・年収
介護事務の平均年収も医療事務と同水準で、約270〜310万円程度とされています。
介護業界全体の給与水準は近年引き上げられており、処遇改善加算などの制度を活用している施設では待遇が改善されているケースもあります。
夜勤がなくデスクワーク中心という働き方は、体力的な負担を抑えながら長く続けられるという点で評価する方も多くいます。



医療事務は、病院などで管理職や高給待遇も夢ではありません。
介護事務や調剤事務では、医療事務に比べて最初はやり易いかも知れませんが、待遇や昇給は難しいように思います。(Bさん:40代)
給与面だけで比較すると両者に大きな差はないため、「仕事内容の向き不向き」や「働きたい環境」で選ぶ方が長く続けられる仕事を見つけやすいといえるでしょう。
介護事務資格は意味ない?正直に答えます


「介護事務の資格を取っても意味がない」という声をインターネットで見かけることがあります。
結論からいうと、介護事務の資格は「あれば有利・なくてもなれる」という位置づけです。
意味がないわけではありませんが、過度な期待も禁物といえるでしょう。
「意味ない」と言われる理由
介護事務の資格が意味ないと言われる背景には、主に2つの理由があります。
- 1つ目は資格がなくても働けるという点です。
-
介護事務は国家資格ではなく、資格の有無が採用の絶対条件になっていません。実際に無資格で就職している方も多くいます。
- 2つ目は求人数の少なさです。
-
資格を取得しても、そもそもの求人が医療事務より少ないため「取ったのに仕事が見つからない」という状況になりやすい側面があります。
それでも資格取得に意味がある理由
一方で資格取得には、以下のメリットがあります。
- 未経験者が転職活動をする際の「勉強している証明」になる
- 介護保険制度・レセプト業務の基礎知識を体系的に学べる
- 資格取得者を歓迎している求人への応募で有利になる
- 入職後のスタートダッシュが早くなる
特に全くの未経験から転職を目指す場合、資格があることで「基礎知識はある」という印象を与えられ、面接での説得力が増します。
資格取得の判断基準
介護事務の資格取得を迷っている方は、以下の基準で判断するのがおすすめです。
取得をおすすめする場合
- 介護業界が全くの未経験で転職を目指している
- 介護保険制度の知識をゼロから学びたい
- 資格取得者歓迎の求人に応募したい
取得より先にやるべきことがある場合
- すでに介護職としての実務経験がある
- 転職先がほぼ決まっており、入職後に学ぶ環境がある
資格はあくまでスタートラインに立つためのツールです。
「資格を取れば仕事が保証される」ではなく、「転職活動を有利に進めるための一手段」として捉えると、取得の判断がしやすくなるでしょう。
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結局どちらを選ぶべき?向いている人の特徴


6つの項目で比較してきましたが、「結局どちらが自分に向いているか」を判断するための特徴をまとめます。
医療事務が向いている人
以下に当てはまる方には、医療事務が向いているといえます。
- コツコツとした正確な作業が得意で、ミスを出さないことへの意識が高い
- 専門知識を身につけてキャリアを着実に築いていきたい
- 病院・クリニックという環境で、医療スタッフと連携しながら働きたい
- 転職先の選択肢を広く持ちたい
- 将来的に管理職や上位資格へのステップアップも視野に入れている
医療事務は覚えることが多い分、スキルが身につくほど「手放しにくい専門職」になれるという強みがあります。
長く働き続けるほど経験が価値を持つ仕事といえるでしょう。
介護事務が向いている人
以下に当てはまる方には、介護事務が向いています。
- 介護・福祉の現場に関心があり、高齢者と関わる環境で働きたい
- 利用者さんやご家族とのコミュニケーションを大切にできる
- 地元の施設で長く安定して働きたい
- 比較的短期間で資格を取得して早めに転職したい
- 夜勤なし・デスクワーク中心で体力的な負担を抑えたい
介護業界は今後も需要が増え続けることが予想されており、地域に根ざして長く働き続けられる環境という点では魅力的な選択肢です。
どちらか迷ったときの最終判断
「医療か介護かどちらの現場で働きたいか」という問いに答えられると、自然と選択が定まります。
病院やクリニックという医療の現場に関心があるなら医療事務、介護施設や福祉の現場に関心があるなら介護事務という選び方がシンプルでわかりやすいでしょう。
働く環境への親しみやすさは、仕事を長く続けられるかどうかに直結します。
どちらも通信講座で資料請求から始められるため、まず両方の教材内容を見比べてから判断するのも一つの手です。
医療事務と介護事務はどっちが難しい?まとめ


医療事務と介護事務の難易度を6つの項目で比較してきました。
改めて整理すると、以下のとおりです。
| 比較項目 | 医療事務 | 介護事務 |
|---|---|---|
| 資格取得の難易度 | やや高い | 低め |
| 仕事内容の難しさ | 専門知識が多い | 比較的シンプル |
| レセプト業務 | 難しい | やや簡単 |
| 就職のしやすさ | 求人が多く有利 | 求人は少なめ |
| 未経験からのスタート | 勉強量が多め | 始めやすい |
| 給与・年収 | ほぼ同水準 | ほぼ同水準 |
「どっちが難しいか」という問いへの答えは、専門知識の量・レセプト業務の複雑さという点では医療事務が難しく、就職の難しさという点では介護事務の方が上という結論になります。
まず通信講座の資料を取り寄せて、学習内容や費用を比較してみることをおすすめします。
申し込みを決める前に内容を確認できるので、気軽に動いてみてくださいね。



どちらが自分に向いているか、まず資料だけ取り寄せて確認してみましょう。





