介護事務の仕事は女性に人気のある資格で、仕事復帰したい主婦にも転職をしたい女性にも人気があります。
高齢者人口は年々増えていて、総務省の高齢者人口データを見てみると今後も増加は続いていきます。
高齢者が増えると、それに伴って介護施設は増加していくので介護事務の仕事も需要がなくなることはありません。
介護事務は事務職がメインになりますが、一般的な事務とは違い、介護や社会福祉の知識が必要になってきます。
この記事では、介護事務の詳細、資格を取得するメリットや取得の難易度についてまとめました。
介護事務資格 | 介護事務認定実務者 | 介護事務資格 | 介護事務管理士 | 介護事務士 | 介護報酬請求事務 |
受験費用 | 5,500円 | 5,600円 | 6,500円 | 3,000円 | 6,600円 |
受験形式 | 在宅 | 在宅 | 在宅 | 在宅 | 在宅 |
通信講座 | ユーキャン | キャリカレ | ソラスト | ヒューマンアカデミー | 三幸福祉カレッジ |
受講費用 | 39,000円 | WEB申込価格52,800円 | 40,000円 | 35,000円 | 47,300円 |
介護事務の仕事内容
介護事務とは、レセプトと呼ばれる介護給付費明細書の作成をメインに行う介護事務のスペシャリストです。
介護施設などの受付や電話対応、備品の管理やその他スタッフのサポートなど、総合的な事務職を行うことが多くあります。
また介護事務のスペシャリストであっても、ケアマネジャーなどのサポートを行い介護現場に入ることもあります。
介護給付費請求書・作成などレセプト業務(介護報酬請求業務)
介護事務の主な仕事は、「介護給付費請求書」を作成するレセプト業務です。
これは介護保険制度や介護報酬算定の知識、レセプトの作成方法を知らないとできない仕事です。
ただ、これらの仕事は介護事務の資格がなくてもできるため、施設や事業所の管理者などが兼務している場合もあります。
レセプト業務は介護報酬を請求するための重要な資料で、施設等の運営にも関わってくるので、資格があることは就職や転職時にも有利になります。
施設全体の事務作業
介護事務は会社の事務職と同じような感じで、レセプト業務以外には電話の対応、受付業務、備品などの在庫管理やそのほかの雑用業務など、色々なことをこなす必要があります。
パソコンを使って行う作業が多いので、エクセルやワードの知識は多少なりともあったほうがスムーズに業務を行うことができます。
職員の労務管理業務
施設等によっては、介護職員の方たちの労務管理を行うこともあります。
一般企業でいう総務や労務のような仕事も介護事務の仕事になってきます。
そのため、勤怠管理や給与管理、就業規則管理など、幅広く労務について業務をすることがあります。
介護事務の資格を活かせる職場は?
介護事務が必要な職場は、介護業務を行っていて介護保険の対象になる事業者が対象になります。
- 老人保健施設
- 特別養護老人ホーム
- グループホーム
- デイサービス
- 訪問看護ステーション
- 在宅介護支援センター など
事業所の規模にもよりますが、小規模な施設では介護職員が介護事務を兼務していることが多く、逆に介護事務として就職しても介護職員のサポートとして介護を行うこともあります。
逆に大規模な施設では介護事務としてのみ働いていることが多くあります。
介護事務のメリット
就職や転職に有利
介護業界は高齢化に伴い人材不足が慢性化しています。
そのため働き手の需要が多くあります。
ただ介護事務だけの求人はあまり多くないので、ケアマネジャーや介護士などとダブルライセンスで取得していると、更に就職や転職が有利になってきます。
年齢に関係なく働くことができる
介護業界では人材不足もあり、40代でも求人があり、50代でも働いている人がたくさんいます。
介護事務はデスクワークがメインのため、体力に自信がなくても働くことができます。
ライフスタイルに合わせて勤務形態を選びやすい
介護業界は勤務形態を選べるところが多いので、ライフスタイルに合わせて働きやすい環境にあります。
子どもに手がかかる間はパートやアルバイト、時短勤務などで働き、時間にゆとりが出たら正社員などフルタイムで働くなど、環境に合わせて調整することができます。
介護事務のデメリット
介護事務以外の仕事も任されることがある
介護事務として就職できても、実際にケアマネジャーのサポート業務を行う場合もあります。
事務職なら机上業務のため体力に自信がなくても働くことができますが、介護業務を行うとなるとかなりの体力が必要となってきます。
体力に自信がない人、腰に不安がある人は特に注意が必要です。
就職活動を行うときは、業務内容をきちんと確認して自分の希望にあった職場を探すことが大切です。
【参考】介護事務はつらい?やめとけと言われる理由は?体験談や対処法をご紹介します
スキルアップ・キャリアアップが目指せない
介護事務では将来的にスキルアップを目指したり、キャリアを目指していくことができません。
一定レベルで働くことに不満がなく、とくにスキルアップやキャリアアップは関係なく働ければ問題ありません。
もっとキャリアアップしたい!と思っている人は、介護事務では物足りなくなってくるかもしれません。
ホームヘルパーなどは経験を積んだ後に、サービス提供責任者などにキャリアアップすることができたり、給与アップに繋がったりするので、キャリアアップを目指したい方は介護事務よりも別の資格を目指したほうが良いかもしれません。
介護事務の資格と難易度・おすすめ通信講座・5選!
介護事務の資格はすべて民間団体が主催しています。
通信講座がメインになっていて講座を受講後に課題提出などで資格認定されるので、難易度は低いと言えます。
早ければ1ヶ月ほどで資格を取得することもできるので、介護系の中では取りやすい資格です。
介護事務資格の中でもメインの資格講座をまとめました。
介護事務認定実務者(R)
主催・認定団体 | 全国医療福祉教育協会 |
受験資格 | なし |
受験形式 | 在宅試験 |
受験日 | 毎月実施 |
受験料 | 一般:5,500円 ユーキャン受講の場合:5,000円 |
合格条件 | 正答率60%以上 |
取得できる通信講座 | ユーキャン 介護事務資格取得講座:39,000円 |
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【参考】ユーキャン「介護事務講座」の口コミ・評判は?合格率や料金をまとめました
介護事務資格
主催・認定団体 | 一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP) |
受験資格 | JADP指定の認定教育機関の全カリキュラムを修了した者で、 カリキュラム開始後から1年以内に受験する者。 |
受験形式 | 在宅受験 |
受験日 | 好きな時に受験可能 |
受験料 | 5,600円 |
合格条件 | 得点率70% |
取得できる通信講座 | キャリカレ 介護事務講座:WEB申込価格52,800円 |
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【参考】キャリカレ「介護事務講座」の口コミ・評判は?合格率や料金をまとめました
介護事務管理士(R)
主催・認定団体 | 技能認定振興協会(JSMA) |
受験資格 | なし |
受験形式 | 在宅受験 |
受験日 | 年6回実施(1月、3月、5月、7月、9月、11月) |
受験料 | 6,500円 |
合格条件 | 70点以上 |
取得できる通信講座 | ソラスト 介護事務講座:40,000円 |
介護事務士
主催・認定団体 | 全国医療福祉教育協会 |
受験資格 | なし |
受験形式 | 在宅受験 |
受験日 | 通信教育講座に付属する通信添削の課題(実力診断テスト全4回+修了認定試験1回)を一定の成績で修了 |
受験料 | 3,000円 |
合格条件 | 非公開 |
取得できる通信講座 | ヒューマンアカデミー 介護保険請求事務講座:35,000円 |
【参考】ヒューマンアカデミー「介護事務講座」の口コミ・評判は?合格率や料金をまとめました
介護報酬請求事務
主催・認定団体 | 日本医療事務協会 |
受験資格 | 通信コース受講生 |
受験形式 | 在宅受験 |
受験日 | 2ヵ月に1回実施 |
受験料 | 6,600円 |
合格条件 | 非公開 |
取得できる通信講座 | 三幸福祉カレッジ 介護事務講座通信コース:47,300円 |
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介護事務の資格・仕事内容・おすすめ通信講座・まとめ
介護事務は、介護施設を利用している人たちへ発行する「介護給付費請求書」を作成するレセプト業務が主な仕事です。
それ以外にも事務全般や介護職員のサポートなど、施設全般の仕事を行うこともあります。
介護事務の資格は在宅受験ができ、受講すれば資格が取れるものもあり、難易度は低めなので取得がしやすいのが特徴です。
介護士やケアマネジャーとしてすでに働いている人でも体力がなくなる50代以降のことを考えて、介護事務の資格を取得する人もいるようです。
介護事務の資格が気になっている方は、無料でできる資料請求でチェックしてみてくださいね。
介護事務資格 | 介護事務認定実務者 | 介護事務資格 | 介護事務管理士 | 介護事務士 | 介護報酬請求事務 |
受験費用 | 5,500円 | 5,600円 | 6,500円 | 3,000円 | 6,600円 |
受験形式 | 在宅 | 在宅 | 在宅 | 在宅 | 在宅 |
通信講座 | ユーキャン | キャリカレ | ソラスト | ヒューマンアカデミー | 三幸福祉カレッジ |
受講費用 | 39,000円 | WEB申込価格52,800円 | 40,000円 | 35,000円 | 47,300円 |