「子どもが小さいうちは子育てに専念したいけど、もう少し大きくなったら仕事復帰したい」と考えているママさんも多いと思います。
でも社会から離れた期間が長くなると、ブランクを感じて仕事復帰に不安を持っているママも少なくありません。
なんと、約8割もの主婦が仕事復帰に不安を感じているんです。
仕事復帰するときに、前職と同じ業種ならスムーズに再就職できるかもしれませんが、希望する職種で働けるとは限りません。
未経験の場合は、もっと難しくなってきます。
そんな不安を解消する一つの手段として、資格を取得する方法があります。
未経験でも資格があればスキルの証明になるので、希望の仕事に就ける可能性も大きくなりますし、自身のアピールポイントにもなります。
この記事では、仕事復帰を目指す子育てママさんが再就職しやすい資格についてまとめました。
子育てママの再就職に資格は必要?
資格があることで専門性やスキルをアピールできる
再就職を目指す職種に関連した資格を持っていると、その職種に対する専門的な知識やスキルを持っているとアピールすることができます。
今まで経験がある職種の場合は実務経験でアピールすることができますが、初めてチャレンジする職種の場合は未経験で子育て中のママというのは条件としては良くありません。
どの企業も若い人材を求めていますので、少しでもチャンスをつかめるように資格を持っておくことが重要になります。
履歴書に記載できるので書類選考でもアピールできる
資格は履歴書に書くことができるので、書類選考の時点でアピールすることができます。
もし同じ年代で同じ条件の応募者がいた場合、資格保持者と資格未保持者であったら、資格を持っている人を選ぶはずです。
資格を取るためにその分野について学習し知識を身につけているわけですから、実務としては未経験だったとしても資格を持っていることは十分アピールポイントになってきます。
再就職のために子育てママが準備すること
子どもの預け先を決めておく
ママが仕事を始めることになると、一番に考える必要があるのは「子どもの預け先」です。
すでに幼稚園や小学校に通っている場合は、延長保育ができるのか?学童保育に申し込みできるのか?確認しておく必要があります。
それ以外の場合、保育施設を探さなくてはなりません。
保育園はここ数年でどんどん増えてきていますが、なかなか入れない子どもがいるのも現状です。
もしも保育園に入れない場合、別の保育施設を探すのか、親やベビーシッターにお願いするのか、しっかりと考えておきましょう。
子どもが病気やケガの時にママ以外で対応できる人がいるか?
子どもは小学校低学年ころまで病気やケガが絶えません。
ママが働くと子どもが病気やケガのときに誰が仕事を休んで面倒を見るのか、ママ以外で対応できる人がいるか、考えておく必要があります。
ママが仕事を始めると、最初のうちはなかなか休みづらく、有給休暇もなくて給料が下がってしまったりします。
ご主人がママと交代で休みを取ってくれるのか?親にお願いして面倒を見てもらえるのか、病児保育が近くにあるのか、シッターをお願いできるのか?
対応できる案をいくつか考えて、もしもの時に慌てなくて済むようにしっかりと考えておきましょう。
正社員?パート?働き方を考えておく
子育てママが働く目的は何でしょうか?
収入を増やしたい?貯蓄を増やしたい?外で働きたいから?
働く目的によって、働き方も大きく変わってきますので、まずは目的をしっかりと考えておく必要があります。
子どもの様子、ママの体力や家族の協力度合いなど、総合的に見て、どんな働き方が良いのかを考えてみてください。
ママも子どもも、無理のない働き方ができるのが理想ですね。
正社員・派遣社員としてフルタイムで働く
- 子どもが未就学児の場合、長時間保育が可能な保育園などの施設に入所する
- 子どもが小学校低学年の場合、学童保育に申し込む
- 子どもの病気やケガの時、ママが仕事を休めるのか、ご主人や親にお願いできるのか?
- 子育て中であることを理解してもらえる職場を探す必要がある
パートタイム従業員として働く
- 時給が低く、働く時間も短いので、収入は少ない
- 子どもの幼稚園、学校の時間に合わせて働ける
- 働く時間が短いので体力に自信がなくても働きやすい
子育てママの資格取得!準備はいつから?勉強時間の作り方
資格はすぐに取れないので早めの準備が必要
資格を取ることが決まったら、まずは試験日を確認しましょう!
だいたいの資格は、試験日が年に1回から2回程度しか実施されません。
そのため、1回試験日を逃してしまうと次は半年後、1年後になってしまうこともあります。
資格はすぐに取ることができません!
①まずは試験日を確認する
②試験日までの学習計画を立て
③家族の協力を得ながら勉強時間を作ることが大切です!
子どもがいると予定通りに進まないことのほうが多いくらいです。
計画を立ててもその通りに進むとは限りませんから、時間にゆとりをもって、早めの準備に取り掛かることが成功の鍵になります。
資格取得を目指して勉強時間を確保する!
資格を取るためには、とにかく勉強する必要があります。
子育てママが自分の時間を作るのは大変です。
睡眠時間だってろくにないのに、更に勉強時間を作るのは本当に大変です。
でも再就職という目標に向けて、勉強する時間を確保しましょう!
資格の試験日をゴールにして学習計画を立てる
試験日をゴールに設定し、ゴールまであと何日あるのかを確認しましょう。
学習する内容を分類や項目で分けて、その分類ごとにどのくらいで学習できるのか時間配分を考えて計画を立てていきましょう。
いつまでに何をやるかの目標を決める
試験日が分かったら、いつまでに何をやるのか、目標を立ててみましょう。
目標は上で計画した分類や項目別に作ったほうが考えやすいです。
また目標は大きいものよりも、小さいものをいくつか作り、小さな達成感をたくさん感じると、モチベーションアップにも繋がっていきます。
計画通り進まないことを想定して計画を立てる
子育て中は計画通りに進まないことが当たり前です。
そのため、余裕のない計画を立ててしまうとギリギリになってから焦ることになってしまいます。
ママにも子どもにも負担になってしまうのはよくありません。
ある程度、時間のゆとりをもって行動していける人が資格取得へと繋げることができます!
子育てママの再就職に役立つ!人気資格5選!
医療事務
医療事務は、子育てママに人気がある職種です。
タマコの周りにいるママも、医療事務に再就職・転職した人が一番多いです!
医療事務のメリットは、働き方を選びやすいところにあります。
午前中だけ、午後だけなど選べる病院が多く、また午後の診療時間まで2時間程度休憩時間になるので、一度家に帰って家事をすることもできます。
病院の数も多いので、比較的家の近くの職場を見つけやすいのも特徴です。
病院によっては資格がなくても求人募集をしていますが、資格を持っていることで即戦力として働くことができますし、スキルをアピールすることもできます。
取れる資格 | 医療事務認定実務者 |
通信講座 | ヒューマンアカデミー |
講座名 | 医療事務通信講座 |
受講料金 | ・eラーニングコース 38,000円(税込) ・DVDコース 39,200円(税込) |
受講期間 | 最長6ヶ月 |
受験方法 | 在宅受験 |
学習教材 | ・完全オンライン学習コース(eラーニング対応・紙のテキストもあり) ・DVDコース |
合格率 | 合格率94%以上 |
サポート | ・質問は回数無制限 ・就職、転職活動のサポートが受けられる ・面接対策のサポートが受けられる |
メリット | ・スマホやタブレットですきま時間で学習可能 ・就職内定率 97.7% |
調剤薬局事務
調剤薬局事務の資格は難易度が比較的低いので、資格も取りやすく子育て中のママさんでも取得しやすい資格です。
また病院と同じように働く場所も多く、時間に融通がきく職場も多いので、家事や育児と両立しやすい仕事です。
引っ越しや転勤をしても、働く場所を探しやすいので、長く働きやすい仕事でもあります。
取れる資格 | 調剤薬局事務検定 |
通信講座 | ユーキャン |
講座名 | 調剤薬局事務講座 |
受講料金 | 39.000円 |
受講期間 | 3ヶ月 |
受験方法 | 在宅受験(毎月開催) |
学習教材 | メインテキスト:3冊 副教材:薬価基準と点数早見表・接遇マナーハンドブック・添削課題関係書類ほか |
合格基準 | 学科・実技それぞれ60%以上の正解で合格 |
サポート | ・添削 3回 ・質問 1日3回まで ・Webテキスト |
メリット | ・スマホでテキスト閲覧やWEBテストが受けられる ・受講者の満足度 90.9% ・試験は毎月1回実施しているので、自分のタイミングで受験可能 |
登録販売者
登録販売者はドラッグストアや薬局などで働くことができます。
最近ではドラッグストアが多く展開されているので、登録販売者の求人も増加しているので、再就職にも活かすことができます。
引っ越しや転勤をしても、働く場所を探しやすいので、長く働きやすい仕事でもあります。
取れる資格 | 登録販売者 |
通信講座 | スタディング |
講座名 | 登録販売者講座 |
受講料金 | 24.800円 |
受験方法 | 年1回(各都道府県によって日程は異なる) |
合格率 | 約40%~50% |
保育士
保育士は、保育園だけでなく託児所や病児保育など働く場所が多くあるので、資格があれば場所にもとらわれずに長く働くことができます。
待機児童問題でも話題になりますが、保育園不足、保育士不足などの問題もあるので、働く場所には困ることがありません。
また働き方も選びやすく、半日だけ、フルタイム、パートなど選べるところが多いので、子どもの成長に合わせて働き方を変えることも可能です。
資格名称 | 保育士 |
受験資格 | ・平成3年3月31日以前卒業 受験資格有り ・平成3年4月1日以降卒業で保育科を平成8年3月31日以前に卒業 受験資格有り ・2年以上かつ2880時間以上、児童等の保護または援護に従事した勤務経験がある ・受験資格に該当する施設で働いている場合 受験資格有り |
受験料 | 7,700円 |
試験日程 | 年2回 前期:筆記4月 実技7月 後期:筆記10月 実技12月 |
平均学習時間 | 100~180時間 (1日1時間で3~6ヶ月) |
合格率 | 約70% |
ホームヘルパー
ホームヘルパー(訪問介護員)は、自宅で暮らす要介護者の方の日常生活を援助する仕事です。
現在では、介護職員初任者研修(旧・ヘルパー2級)、介護福祉士実務者研修(旧・ヘルパー1級)と呼ばれています。
介護を必要としている人も年々多くなる一方で、ホームヘルパーは足りない現状があるので、働く場所に困ることはありません。
また勤務時間や勤務形態が選びやすい職場が多いので、子どもの成長に合わせたり、自分の希望する働き方を探しやすい職場です。
子育てママの再就職に役立つ資格・まとめ
子育てママの再就職には、働き方に選択肢があり、求人が多く、長く働ける職種の資格がおすすめです。
子育てをしながら資格取得のための勉強をするのは正直大変です。
どうして再就職したいのか、資格取得するための目標を明確にして、計画を立てて継続的に学習できるよう工夫していくことが大切です。
限られた学習時間の中で、挫折しないで勉強を続けるためには、資格講座を活用するのが最適です。