「登録販売者はやめとけ」仕事がキツイ？やめた方がいいと言われる理由を解説します

「登録販売者はやめとけ」って聞くけど、どうして？理由は？

登録販売者という仕事は、ドラッグストアや薬局での接客業務や、医薬品の知識が求められるため、一見すると大変そうに思えるかもしれません。

ただその反面、この仕事には充実感や安定した収入を得られる大きなメリットも存在します。

家庭と仕事を両立しやすいので、主婦の方が働きやすい職業でもあります。

この記事では、「登録販売者はやめとけ」と言われる理由を深掘りして、やりがいやメリットをまとめました。

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「登録販売者はやめとけ」と言われる理由

レジばかりで大変

登録販売者は医薬品の販売ができる資格で、ドラッグストアなどで働く中でお客様に薬の説明をすることが仕事のひとつです。

でも実際には、医薬品の販売や薬の説明よりもレジの業務が多くなります。

レジ業務は一見単純に思えるかもしれませんが、実際には非常に多くの体力と集中力を必要とします。

一日中立ちっぱなしで、次々と来店するお客様に対応しなければならないため、足腰への負担が大きく、特に長時間勤務になると体力的に非常に厳しくなります。

また、ポイントカードの対応、多岐にわたる支払い方法、イレギュラーなレジ対応など、覚えることが盛りだくさんです。

せっかく登録販売者の資格を取得して働けても、登録販売者の仕事をする機会が思った以上に少ない、という不満が募ることもあります。

体力的、精神的にも負担が大きいレジ業務が多いため、「登録販売者はやめとけ」と言われる一因になっています。

医薬品の説明が難しい

登録販売者は医薬品についての基礎知識を身につけていますが、だからといって登録販売者が扱える医薬品すべてに対して正確に把握できているわけではありません。

そのため、お客様へ説明するときに難しいと感じることが多くあります。

登録販売者の資格試験では以下5つの内容が出題されます。

登録販売者の試験では医薬品の基本を身につけられますが、個々の薬について詳しく説明できるわけではありません。

医薬品は種類が多く、それぞれに異なる効能や副作用があります。

お客様から「どの薬がいいの？」「この薬の使い方は？」といった質問を受けたとき、正しい情報を答えなくてはいけません。

間違った情報を伝えることは絶対にできないので、プレッシャーを感じることも・・・

医薬品を取り扱う責任が重い

登録販売者の役割は、医薬品の取り扱いができることです。

これはお客様の健康にも関わる仕事のため、プレッシャーを感じる場合があります。

医薬品は、お客様の健康に直接影響を与えるもので、もしも間違った情報やアドバイスをしてしまうと、重大な結果を招いてしまう可能性もあります。

このようなリスクを避けるためには、常に最新の知識や正確な情報をチェックしておくことが大切です。

お客様一人ひとりに適切なアドバイスを提供する必要があるため、登録販売者は資格を取るだけでなく、常に情報をキャッチしていく必要があります。

法令を遵守しながら仕事をする責任が、重い、プレッシャーに感じるという方もいます。

「登録販売者はやめとけ」仕事の実態とは？

仕事内容と日常の課題

登録販売者の仕事は多岐にわたり、様々な課題にも直面します。

登録販売者の主な仕事は、医薬品の販売とお客様への説明です。

しかし、これには専門的な知識が必要であり、常に最新の情報を学び続けることが求められます。

特に、持病を持つ方や高齢者など、特別な注意が必要なお客様には慎重な対応が必要です。

また日常業務の中には、レジ打ちや商品管理、棚卸作業など、医薬品の取り扱いとは関係のない仕事も含まれています。

「せっかく登録販売者の資格を取って働いているのに、仕事はレジや品出しばかり」「資格を取ったのに意味ないような気がする」と感じる方もいるようです。

登録販売者は割に合わない？と感じる方には、コチラの記事が参考になります。

＞登録販売者は割に合わない？主婦が語る仕事の魅力と現実のギャップを徹底解説！

立ち仕事やレジ業務のストレス

登録販売者の仕事は、先の項でも述べたように、医薬品の販売だけでなく、レジ業務や商品の品出し、商品管理などが主な仕事です。

ドラッグストやや薬局では、一日中立ちっぱなしの業務が基本です。

そのため、足腰に負担がかかり、慣れない間は体への負担が大きく、疲れもたまりやすくなります。

またお客様が多い時間帯には、次から次へとお客様が押し寄せるので、レジ業務や問い合わせ、商品の品出しなどで、目が回るような忙しさになることも。

レジの操作ミスやお金の取り扱いに関する責任、お客様からのクレームや不満を直接受けることもあり、精神的なストレスが溜まりやすいです。

登録販売者の仕事は、体力面でも精神面でもストレスを感じる場面が多いため、「やめとけ」と言われる要因にもなっています。

「登録販売者はやめとけ」やりがいとメリットは？

「登録販売者はやめとけ」と言われることもありますが、悪い面ばかりではありません。

登録販売者として働くなかで得られるやりがいやメリットもたくさんありますから、この項目でまとめてご紹介します。

困っている人の役に立てる

登録販売者として働くことの大きなやりがいの一つは、困っている人の役に立てることです。

薬を買いにに訪れるお客様の多くは、何らかの健康の悩みや不安を抱えています。

頭痛、風邪、胃痛など、日常的な症状に対する薬の選び方や使用方法についてアドバイスを求めて来られます。

そんな時、登録販売者として適切なアドバイスを提供し、お客様の健康をサポートできることは、大変やりがいを感じる瞬間です。

登録販売者としての知識や経験を活かしてお客様の健康をサポートすることで、地域社会に貢献することができ、やりがいを感じることができます。

安定した収入が得られる

登録販売者として働くことで、安定した収入が得られるという点で、大きなメリットがあります。

大手のドラッグストアなどでは、パートやアルバイトから正社員への登用制度があることも多いです。

まだまだ続く高齢化社会の中で、登録販売者の役割は今後も高まると予想されています。

登録販売者は主婦の方でも働きやすいので、将来を見据えて収入が得られるようになりたい！という方にもピッタリです。

登録販売者の需要は今後も続く

登録販売者の仕事は、今後も高い需要が続く職業の一つです。

①社会全体の高齢化が進む中で、医薬品の需要はますます増加していく

高齢者は一般的に慢性的な病気を抱えていることが多く、日常的に薬を必要とするため、ドラッグストアや薬局の重要性は今後も高まると予想されています。
このため、医薬品の販売と適切なアドバイスを提供できる登録販売者の役割はますます重要になります。

②セルフメディケーションの推進も登録販売者の需要を支える大きな要因

政府や医療機関は、軽度な病気やケガについては自身で対応するセルフメディケーションを推奨しています。
この動きに伴い、消費者は薬局やドラッグストアでの相談や購入を増やしており、登録販売者の専門知識が求められています。

③ドラッグストアの店舗数も増加傾向にある

都市部だけでなく、地方や郊外にも多くの新店舗がオープンしており、それに伴い登録販売者の求人も増加しています。
ドラッグストアは、医薬品だけでなく日用品や食品も扱うようになり、地域の生活に欠かせない存在となっています。

登録販売者は資格職であるため、一度資格を取得すれば転職や再就職の際にも有利です。

登録販売者は実務経験がある人材を求める傾向にあるので、経験を積んでより良い就職先を見つけることで、長期的に働ける環境を手に入れることができます。

登録販売者の資格と仕事に関するよくある質問

資格だけ取っても意味がある？

登録販売者の資格だけ取っておいても問題ありません。

登録販売者の資格は、一度取得したら失効することはありません。

ただし、資格を取っただけでは「研修中」の扱いになり、正規の登録販売者として認められません。

実務経験は2年以上必要なので、資格を取ったら働くことをおすすめします。

詳しくは、コチラにまとめていますので、チェックしてくださいね。

＞登録販売者を「資格だけ取る」は問題あり？実務経験がないと資格はどうなるの?

生活できる給与は期待できる？

登録販売者で生活していく場合には、正社員を目指しましょう。

求人ボックス給与ナビによると、正社員は平均年収が318万円、月収で換算すると約27万円、一方でパート・アルバイトの時給は平均989円です。

子供が小さい間はパートやアルバイトとして働き、実務経験を積んで、時間に余裕ができたら正社員を目指す、といった働き方もできますね。

詳しくは、コチラにまとめていますので、チェックしてくださいね。

＞登録販売者は正社員になるのが難しい？必要な資格や経験・パートとの違いについて解説します

まとめ・登録販売者はやめとけと言われる理由

「登録販売者はやめとけ」と言われることもありますが、その理由を理解した上で、自分に合った働き方を見つけることが大切です。

確かに、立ち仕事やレジ業務、医薬品の説明など、体力的にも精神的にも大変な面があります。

その一方で、登録販売者として働くことで得られるやりがいやメリットも多く存在します。

困っているお客様に対して、アドバイスや健康のサポートをすることで充実感が得られるし、お客様に「ありがとう」と言われることで、モチベーションアップにもなります。

時間の融通が利きやすいので、主婦の方にも働きやすく、安定した収入が得られるのも魅力のひとつです。

登録販売者の仕事は、長期的に安定して働ける魅力的な職業と言えます。