「MOS資格は役に立たないって本当?」
MOSは役に立たないことはありません!メリットがたくさんあります!
MOS資格を取得しようと考えている方は、「MOS資格は役に立たない」という口コミを見たことはありませんか?
マイクロソフトオフィスは、パソコンを使う仕事なら「できて当たり前」のスキルになってきています。
そのため、今更資格を取っても意味があるの?資格なんて役に立つの?と言われることも多いのが現実です。
でも、MOSは決して役に立たない資格ではないんです。
この記事では、MOS資格がなぜ「役に立たない」と言われているのか、その理由と資格取得のメリットについて詳しく解説していきます。
MOSの取得を考えている方に、お役に立てる記事になっています!
MOS資格の役に立たないと言われる理由
難易度が低く資格取得が容易のため
MOS資格が役に立たないと言われる理由の一つは、難易度が低く資格取得が容易だから。
この資格は比較的簡単に取得できるため、他の資格と比べてみてもスキルの証明としての価値が低いと感じる人が多いからです。
難易度が低いということは、受験者が多く合格率が高い傾向があるため、差別化につながりにくいという側面もあります。
そのため、MOS資格を取得しても自分のスキルを十分にアピールすることが難しいと感じる人もいます。
受験料と取得のメリットが釣り合わないため
MOS資格が役に立たないと言われる理由の一つに、受験料と取得のメリットが釣り合わないことです。
まずMOS資格は他の資格と比べても受験料が高いと感じる金額です。
スペシャリスト 通常価格:10,780円
エキスパート 通常価格:12,980円
※excelやwordなど、受けるソフト毎に受験料が必要です
受験料が高額である一方、取得した資格が仕事やキャリアに直結する具体的なメリットを感じられないと、資格の価値が薄れることがあります。
IT系の資格で人気のある「ITパスポート」は国家資格ですが、受験料は7,500円(税込)です。
ITパスポートについて詳しく知りたい方は、コチラからどうぞ!
就職や転職、昇進に直結するとは限らないため、高額な受験料を支払って取得したとしても、実際の仕事に役立たない可能性があることから、取っても役に立たないと感じる人も多くいます。
ただ、一定の分野や企業ではMOS資格が必須条件とされることもありますので、就職活動やキャリアアップの戦略に応じて適切な判断が求められます。
資格取得が目的になり実務的なスキルが身につかないため
資格取得にありがちなのが、資格を取ることが目的になってしまい、スキルた身につかないことが挙げられます。
試験対策の勉強も大切ですが、そればかりを勉強していては実際の業務に必要なスキルを身につけることが後回しになってしまうことがあります。
MOS資格は、主にオフィスソフトウェアの操作や機能の理解を評価しますが、実際の業務においてはそれだけでは不十分なことも・・。
そのため、単に資格を取るだけでは、実務で必要なスキルを身につけることができないと感じ、MOS資格を取っても役に立たないと思う人もいます。
ただし、仕事で使用するソフトウェアに不慣れな人にとっては、MOS資格取得がスタート地点となり、その後のスキル向上につながることもあります。
就職や転職でも有利になるとは限らないため
MOS資格を取っても、就職や転職で有利になることは保証できません。
有資格者だけが業務を行える業務独占資格、有資格者でないと肩書を名乗れない名称独占資格といった国家資格のように、有資格者でないと出来ない、名乗れないということがMOS資格にはありません。
またMOS資格を必須条件としている企業や業界も多くありません。
そのため、MOS資格を持っていても、必ずしも就職や転職で有利になるとは限らず、役に立たない資格と言われることもあります。
ただ、MOS資格はあくまでもツールのひとつであり、他のスキルや経験と組み合わせることで、大きな効果を発揮できます!
MOSはスキルアップの手段と捉えて、その他のスキルや経験を積極的に身につけることが、就職や転職で成功のカギとなってきます。
MOSとはどんな資格なのか?
MOSとはOfficeソフトの証明資格
MOSは、マイクロソフトオフィススペシャリスト(Microsoft Office Specialist)の略で、マイクロソフトオフィスのソフトウェアスキルを証明する国際的な資格です。
Word、Excel、PowerPointなど、ビジネスや学術で広く使用されるOfficeアプリケーションに関する知識とスキルを評価・証明します。
また、パソコンを操作する必要があるため、MOSを取得することはパソコンの実践的なスキルを持っていることを証明することもになり、就職や転職でのアピールにもなります。
この資格は、文書作成、表計算、プレゼンテーションなど、日常業務で必要な能力を証明することができます。
企業が新入社員に求めるスキルではパソコンスキルが2位になるなど、仕事をする上で必須のスキルとも言えますね。
新入社員に限らず、もはやパソコンスキルはできて当たり前になってきています。
パソコン操作に自信がない人は、MOS資格の取得を目指すことでパソコン操作のスキルが身につき、自信が持てるようになるのでおすすめの資格です。
MOS資格の取得方法
マイクロソフトオフィスはバージョン毎に機能が違うため、MOS試験ではソフト毎にバージョンで分かれています。
試験は、WordやExcel、PowerPointなどの特定のアプリケーションに関するさまざまな技術的なスキルをテストする形式で行われます。
試験科目 | スペシャリスト | エキスパート |
Word ワード (文書作成ソフト) | Word 365 Word 2019 Word 2016 | Word 365 エキスパート Word 2019 エキスパート Word 2016 エキスパート |
Excel エクセル (表計算ソフト) | Excel l365 Excel 2019 Excel 2016 | Excel 365 エキスパート Excel 2019 エキスパート Excel 2016 エキスパート |
PowerPoint パワーポイント (プレゼンテーション ソフト) | PowerPoint 365 PowerPoint 2019 PowerPoint 2016 | |
Access アクセス (データベース管理ソフト) | Access 2016 | Access 2019 エキスパート |
Outlook アウトルック (電子メール・情報管理ソフト) | Outlook 2019 Outlook 2016 |
試験には「全国一斉試験」と「随時試験」の2つから選ぶことができます。
全国一斉試験 | 随時試験 | |
試験実施日時 | 毎月1~2回 | ほぼ毎日試験を開催 各試験会場が設定した日程 |
試験会場 | 全国 約30の受験地域 | 全国約1500の試験会場 |
支払方法 | クレジットカード 受験チケット | 試験会場へ直接お申し込み、支払い |
全国各地でほぼ毎日試験が実施されているので、受験しやすいのは嬉しいですね。
試験は、WordやExcel、PowerPointなどの特定のアプリケーションに関するさまざまな技術的なスキルをテストする形式で行われます。
試験に合格すると、Microsoftから認定証書が発行され、資格取得を公式に証明することができます。
MOSは役に立つ!資格取得のメリット
業務の効率化につながる
WordやExcel、PowerPointなどのOfficeソフトを効果的に使用するスキルを身に付けることで、業務の効率化に大きなメリットがあります。
文書作成やデータ処理、プレゼンテーション作成などの作業を迅速かつ正確に行うことができるようになります。
MOS資格を持つことで、効率的な業務処理や時間やリソースの節約にもつながり、職場での信頼度が向上し、仕事の成果をより効果的にアピールできるでしょう。
MOS資格取得は単なる資格取得だけでなく、実務能力の向上やキャリアの発展に直結する有益なステップと言えます。
履歴書でアピールできる
履歴書や職務経歴書にMOS資格を記入することができ、自己アピールをするときに大きなメリットになります。
企業は、Officeソフトを使った業務が多いため、MOS資格を持つことは仕事の適性を示す重要な要素にもなります。
履歴書にMOS資格を記載することで、採用担当者はOfficeアプリケーションを使いこなせる能力を持っていることを知ることができます。
自己PRの一部として、自信を持って自己アピールすることもできますよ。
企業側も、MOS資格を持つ候補者を採用することで、Office作業に必要なトレーニングや教育コストを削減できるため、好印象を抱く可能性が高まります。
短い時間に合格を目指せる
MOSは短い時間で合格を目指せるのもメリットの一つです。
MOSは1~2ヶ月程度の学習時間で資格取得を目指せるので、チャレンジしやすい資格なんです。
時間が限られている主婦の方でも、少しずつ計画的に勉強を進めれば短期間で合格を目指すことができます。
日常的にオフィスソフトを使っている方なら、日々活用している機能も多く含まれているので、学習のハードルは低くなります。
また初心者でも、コツコツと勉強を進めることができれば、十分に合格できるスキルを身につけられます。
MOSは独学でも十分に取得が目指せるので、独学について詳しく知りたい方はコチラの記事をチェックしてみて下さい。
実際のビジネスでのMOS資格の活かし方
効率的な業務処理に活かせる
MOS資格を持つことで、Officeソフトウェアを効果的に使用して業務を行うことができます。
例えば、Excelを使ってデータ分析や予算管理を行ったり、Wordを使って文書作成を行ったりすることができます。
プレゼンテーションの作成
PowerPointを使用してプレゼンテーションを作成する際に、MOS資格を活かすことができます。プロフェッショナルなスライドを作成し、効果的なプレゼンテーションを行うことができます
コミュニケーションの向上
Outlookを使ったメールの管理やスケジュール管理など、ビジネスコミュニケーションに役立ちます。スムーズなコミュニケーションを行うことで、業務の効率化やチームワークの向上に貢献します。
プロジェクト管理
Projectを使用してプロジェクトの計画や進捗管理を行うことができます。プロジェクトのスケジュールやリソースを効果的に管理し、プロジェクトの成功に貢献します。
データ分析
Excelを使用してデータの分析や集計を行うことができます。MOS資格を持つことで、より高度なデータ処理や分析を行うスキルを身につけることができます。
これらは一部の例ですが、MOS資格を持つことでビジネスにおけるさまざまな業務に役立つスキルを習得し、仕事の効率化や成果の向上に貢献することができます。
役に立たないと感じる人へのアドバイス・克服のための第一歩
MOS資格を取得したけれど、実際のビジネスでそれを活かせないと感じる人もいますよね。
資格を持っているだけでは効果を実感しにくいこともありますが、少し工夫するだけでその価値を大いに引き出すことができます。
実務で積極的に活用する
日常の業務で、資格で学んだスキルを実際に使ってみることで、自己流のやり方では得られない便利さや効率性を体感できます。
継続的な学習を続ける
MOS資格は基本的なスキルを証明するものですが、ソフトウェアは常に進化しています。新しいバージョンや追加機能について学び続けることで、常に最新のスキルを維持し、さらに高めることができます。
他の関連資格やスキルも習得する
MOS資格だけでなく、他の関連する資格やスキルを習得することで業務の幅が広がります。
焦らずに一歩ずつ前進していくことを心がけましょう。
新しいスキルを習得する過程は時間がかかることもありますが、コツコツと努力を続ければ必ず成果が出ます。
MOS資格は役に立たない?まとめ
MOS資格は役に立たないと思う人もいますが、そんなことは決してありません。
MOS資格には多くのメリットもあります!
- MOS資格は、多くの企業で評価される実用的な資格
- 履歴書に記載することで、パソコンスキルを証明し、採用担当者にアピールできる
- パソコン業務の効率化に繋がるため重宝される
MOSは難易度が高くないので、資格を取りやすく、忙しい主婦の方にも目指しやすい資格です。
MOS資格が役に立たないと感じる人もいるでしょうが、それは個々の状況によるもの。
資格を取得することで得られる自信や知識は、必ずあなたの成長の一助となるはずです。
MOS資格を活用して、自分のスキルを高め、仕事の幅を広げましょう!