
こんな方におすすめ
- 高卒でも受験資格がある国家資格が知りたい方
- 高卒・主婦におすすめの国家資格を知りたい方
国家資格は国の法律に基づいて定められた資格で、受験するための条件がある国家資格も多く存在します。
「高卒では国家資格を取ることができないのかな…」と諦めている方もいるかもしれませんが、「学歴は必要ない国家資格」「受験資格を得ることで受験できる国家資格」もたくさんあるので安心してください!
高卒であるために求人の条件に合わず応募すらできないこともあり、学歴にコンプレックスを持っている、引け目を感じる方もいるかもしれません。
そんな高卒の方でも国家資格を取得することで、学歴コンプレックスを解消し就職や転職を有利にすることができます。
この記事では、高卒でも取れる学歴が必要ない国家資格や主婦の方におすすめの国家資格をまとめました!
高卒女性におすすめな国家資格の選び方

受験資格がないものを選ぼう
国家資格は受験資格を満たしていないと受験することができないものがあります。
特に高卒の場合、学歴で受験資格を満たしていないこともありますので注意が必要です。

40代でこれから学校に通ったりするのは相当な時間と努力、そして費用がかかりますから、よほどの目標があれば別ですが、そうでない場合には今現在の条件でも受験できる資格を選択しましょう。
難易度が高すぎず低すぎずの資格を選ぼう
資格には比較的難易度が高くないもの、そして合格者数%しかいないような高難易度の資格がありますが、40代から資格を取るのであれば難易度が高すぎない資格を選んでみましょう。
ですがあまりにも難易度が低い資格は、言い換えると誰でも取れる資格ということで、貴重性がなく資格自体の価値が低くなってしまいます。
難易度で選ぶのはなかなか難しいかもしれませんが、専門性のある資格は就職や転職を有利にしてくれますし、それなりの難易度があるので資格を持っていることに価値が生まれます。
自分のキャリアプランにあった資格を選ぼう
闇雲に資格を取っても意味がありません。
これから自分がどんな仕事に就きたいのか、どんなキャリアプランを持っているのか、それによって取りたい資格も決まってくるでしょう。
40代という年齢は、20代30代のようにたっぷり時間があるわけでもなく、じっくりと時間をかけることができません。

自分が理想とするキャリアプランを描き、それに向かって最短でゴールできるように、資格取得も絞っていきましょう。
高卒女性におすすめ!学歴が必要ない国家資格
行政書士
行政書士は、行政や官公署に許認可申請が必要な書類作成を代行したり、手続きの代行や相談業務などを行います。

書類作成がメイン業務なので、座り仕事で女性でも働きやすく、経験を積んで独立開業を目指すことも可能です。

行政書士の学習費用
54,800円~
※「一般教育訓練給付制度」対象
受験料 | 10,400円 |
合格率 | 10%前後 |
試験日程 | 年1回 (11月第2日曜日) |
平均学習時間 | 800時間 (1日3時間の勉強で約1年) |
平均年収 | 584.4万円 |
社会保険労務士
社会保険労務士は、企業などで働く人の労働管理、社会保険などの法律に関するエキスパートです。

受験資格を得る方法
- 行政書士の資格を取る
- 大学、短大に通う、または短大の通信制に通う
- 社会保険労務、労働組合の実務経験3年以上
既に人事や総務で働いている人は、3年以上の実務経験があれば受験資格があるので取得にチャレンジができます。

社労士と相性の良い資格
- 行政書士
- 中小企業診断士
- 個人情報保護士
- メンタルヘルス・マネジメント検定

社会保険労務士の学習費用
78,800円~
※「一般教育訓練給付制度」対象
受験料 | 15,000円 |
合格率 | 約6~7% |
試験日程 | 年1回 (8月 第4日曜日) |
平均学習時間 | 800~1,000時間 (1日2時間以上の勉強で約1年) |
平均年収 | 約500万円 |
中小企業診断士
中小企業診断士は、中小企業の経営状況などを様々な角度から診断し、アドバイスをするコンサルティングが主な仕事です。

男性が多く活躍する職種で、女性の有資格者は6%ほどしかいません。
逆に言えば、女性が活躍できる場がまだまだあるということです。


中小企業診断士の学習費用
48,400円~
12ヶ月で取得可能
受験料 | 1次:14,500円 2次:17,800円 |
合格率 | 1次:36.4% 2次:18.3% |
試験日程 | 年1回 1次:8月・2日間 2次:筆記・10月、口述・12月 |
平均学習時間 | 1,000時間 (1日2時間以上の勉強で約1年) |
平均年収 | 約500万円 |
司法書士
司法書士は、行政に提出する資料の作成や審査請求などを行います。

受験資格がなく、高卒でも資格取得を目指すことができるのですが、合格率は「約3%」と難易度が高い資格のため、取得を目指すなら相当な努力が必要です。
なぜ難易度が高いの?
- 試験は特定の点数を取ればよい絶対評価ではなく、上位5%に入らないと合格できな「相対評価」のため
- 何点取れるように勉強する、という目標が立てづらい
- 法律科目が多くて理解するのも難しく、勉強時間もかかる
司法書士を目指すなら、相当な努力と効率よく学習することが大切になってきます。

司法書士の学習費用
140,800円~
1年半で取得可能
受験料 | 8,000円 |
合格率 | 約3% |
試験日程 | 年1回 筆記:7月初旬 口述(筆記合格者):10月上旬 |
平均学習時間 | 3,000時間 |
平均年収 | 約500万円 |
保育士
保育士は、保育施設などで子どもの身の回りのお世話や年齢にあった遊びや活動を通して子どもの成長をサポートしていく仕事です。

受験資格を得る方法
- 平成3年3月31日以前に高等学校卒業 受験資格有り
- 2年以上児童等の保護または援護に従事した勤務経験
合格率は約20%と、決して簡単な資格ではありません。
筆記試験が9科目ありますが、合格した科目は3年間有効なので、次回試験までに不合格科目を集中的に勉強して、合格を目指すことができます。
保育士は需要が高く、働き方も選びやすいので、主婦でも働きやすい仕事です。

保育士の学習費用
59,000円~
12ヶ月で取得可能
受験料 | 12,950円 |
合格率 | 約20% |
試験日程 | 年2回 前期:筆記4月 実技7月 後期:筆記10月 実技12月 |
平均学習時間 | 100~180時間 (1日1時間で3~6ヶ月) |
平均年収 | 約340万円 |
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーは投資信託や株式、住宅ローン、保険、年金などのお金の運用に関するスペシャリストです。

3級は合格率が約70%と難易度も低めなので、チャレンジしやすい資格です。
ただ、仕事として活かしていくなら2級の取得がおすすめです。
就職や転職で有利になる資格ですが、家計を担う主婦の方には貯蓄や住宅ローンなどのライフプランにも役立てることができます。

FPの学習費用
4,950円(3級)
3ヶ月で取得可能
受験料 | 3級 学科試験:4,200円 実技試験:4,500円 2級 学科試験:5,700円 実技試験:6,000円 |
合格率 | 3級:約70% 2級:約25~30% |
試験日程 | 年3回 (例年1月/5月/9月) |
平均学習時間 | 3級:80〜150時間程度 2級:150〜300時間 |
平均年収 | 約340万円 |
高卒女性が国家資格を取得するメリット

学歴以上に就職や転職に良い影響を与えてくれる
資格を持っているということは、その分野についての知識やスキルを持っていることになりますので、時には就職や転職に良い影響を与えてくれます。
無資格よりも有資格者のほうが会社にとっても有利になりますので、高卒の有資格者と大卒の無資格者と比較したら、高卒でも有利に立つことができる場合もあります。
高卒という学歴に不安を感じる人や、学歴コンプレックスを持っている人は、国家資格の取得を目指してみると自分に自信がつくかもしれません。
国家資格を取ると高卒の私でも仕事を任せてもらえる、信用してもらえる、なにより自分に自信を持てる、というメリットを感じました。
社会的信用度も高く知識やスキルを明確に証明できる!
国家資格は国または国が認定する期間が認めている資格のため、持っていると社会的に信用されやすくなります。
履歴書にはもちろん記載できますし、より専門性の高い資格であればそれだけ評価も高くなります。
国家資格は、国が認定する一定以上の知識やスキルを身につけていることを明確に証明することができます。
また資格を取得するための努力してきた過程も評価されることがあります。
難関な資格であればあるほど、より専門的な知識をアピールすることができるので、就職や転職をより有利に戦うことができるようになります。
高卒女性におすすめ!学歴が必要ない国家資格・まとめ
高卒女性におすすめ国家資格
- 行政書士
- 社会保険労務士
- 中小企業診断士
- 司法書士
- 保育士
- ファイナンシャルプランナー
国家資格は国の法律に基づいて定められた資格です。
国家資格を持っていることで、高卒でも就職や転職に良い影響を与えてくれますし、自分の自信にもつながっていきます。
自分の目的にあった国家資格をぜひ取得してみてください!