
こんな方におすすめ
- 簡単に取れる国家資格があるのか知りたい方
- 主婦におすすめの短期間で取れる国家資格を知りたい方
「国家資格は難しい」「国家資格は簡単に取れるものではない」と思っている方も多いのではないでしょうか。
国家資格は200以上ある中で、超難関資格はもちろんありますが1日または数日の講習を受講、数ヶ月の勉強で取れる国家資格も存在します。
この記事では、40代主婦にも取れる女性にもおすすめできる簡単に取れる国家資格についてまとめました。
簡単に取れる国家資格とは?
受験資格がない
国家資格の中には受験資格があるものがあり、条件に満たしていないと試験を受けることすらできません。
そのため、取りたいと考えている国家資格に対して受験資格が設定されているかの確認をすることが必要です。

医師や看護師などは認定された学校で専門的な知識を身につけていないと受験資格がありません。
専門性の高い国家資格には知識とスキルの習得が必要なため受験資格が定められているため、これから目指すとなると現実的ではありません。
それ以外でも学歴、実務経験などの条件がある場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
学校に通わなくても取得できる
国家資格の中には法律で定められた教育を受ける必要があり、数年の通学が必要になるものもあります。
主婦の場合、家庭との両立が必要になったり、仕事をしている方はそもそも学校に通うことが難しいため、ハードルが高くなってしまいます。
そのため市販テキストや通信講座などの学習で取得が目指せる国家資格がおすすめです。
難易度が高すぎない
国家資格と聞くと、簡単に取れないんじゃない?というイメージを持つ方も多いのですが、国家資格の全てが難しいわけではありません。
難易度が高い国家資格では勉強時間に多くの時間を費やす必要があり、合格率も低いので合格までに長い時間がかかる場合もありますが、難易度の低い国家資格も存在します。
講習会や実技講習を受けることで取得できるものから、比較的短期間の学習で取得を目指せる国家資格もあります。
難易度がそれほど高くない国家資格であれば、計画的に学習することで取得を目指すことができます。
主婦でも目指せる!簡単に取れる国家資格

1日で取得!講習だけで取れる国家資格
食品衛生責任者(6時間の講習で取れる)
食品衛生責任者は飲食店や食品加工会社など、飲食に関わる企業や店舗には施設の大小に関わらず施設毎に1名以上の食品衛生責任者を設置しておく義務があります。
食品衛生責任者養成講習を受講し、食品の安全性を保つために正しい知識を持つものが食品の製造、加工、調理、販売の衛生管理を行います。
この資格は、自治体が管轄する公的資格です。
ただ一度取得すれば資格を取得した都道府県以外の場所でも適用され、一生有効です。
特定の資格を持っていると、講習が免除されます。
講習免除される資格
栄養士、調理師、製菓衛生師、船舶調理師、医師、歯科医師、薬剤師、食鳥処理衛生管理者、作業衛生責任者、食品衛生管理者、大学で畜産学や水産学、農芸化学等の課程で所定の単位を取得した人
※上記以外にも免除対象の資格あり。自治体によって異なる。
資格取得時間 | 6時間の講習を受講 |
資格取得方法 | 各都道府県で食品衛生責任者養成講習会を受講し、自治体に申請を行う |
受験資格 | 特になし |
受験費用 | 講習会受講料 10,000円前後 自治体申請手数料 2,000円前後 ※自治体によって異なる |
防火管理者
防火管理者は消防法に定める国家資格です。
防火管理者資格には「甲種」と「乙種」の2種類があり、講習を受講することで資格を取得することができます。
消防法では多くの人が集まるような場所や施設(大規模な店舗、集合住宅、映画館など)では、その施設等の管理権限者から専任された防火管理者が防火対象物となる場所や建物の管理や予防をを行います。
主な仕事は消防計画を作成したり、非難訓練の実施、消防用の設備の維持管理、火気の使用または取り扱いに関する監督などがあります。
資格取得には講習の他に修了試験がありますが、基本的には講習を受講した全員が合格することができるので安心してください。
資格取得時間 | 甲種:2日(約10時間)の講習を受講+効果測定試験 乙種:1日(約5時間)の講習を受講+効果測定試験 |
資格取得方法 | 防火管理者講習を修了し、効果測定試験に合格 |
受験資格 | 中学校卒業程度以上で日本語を理解できるもの 大学、短期大学、高等専門学校で防災に関する学科や課程を修めて卒業したもので、1年以上防火管理の実務経験を有する 消防職員の経験がある 一定の学識経験を有すること |
受験費用 | 甲種新規講習 7,500円 乙種講習 6,500円 甲種再講習 6,500円 |
数日間で取れる国家資格
フォークリフト免許
工場などで荷物の積み下ろしに使用するフォークリフト免許は労働安全衛生法によって定められた国家資格です。
正式名称は「フォークリフト運転技能講習修了証」といいます。
資格を取得するには、フォークリフト運転技能講習を最短2日から5日ほど受講し、修了証を発行してもらうと資格保持者になります。

フォークリフトは普通免許では運転することができません。
また工場などの敷地内であっても、フォークリフト免許がない人が運転することはできません。
最大積載量1トン未満のフォークリフト
資格取得時間 | 学科6時間、実技6時間(最短2日) |
受験資格 | 18歳以上ならだれでも受験可能 |
講習費用 | 約15,000円 |
最大積載量1トン以上のフォークリフト
資格取得時間 | 35時間(平均約5日) |
受験資格 | 18歳以上ならだれでも受験可能 |
講習費用 | 約50,000円 |
普通免許保持者
資格取得時間 | 31時間(平均約4~5日) |
受験資格 | 普通、準中型、中型、大型、大型特殊(限定あり) |
講習費用 | 約40,000円 |
最大荷重1トン未満のフォークリフト特別教育修了証取得者
資格取得時間 | 15時間(平均約2~3日) |
受験資格 | 実務経験3ヶ月以上 |
講習費用 | 約25,000円 |
大型車免許及び自動車免許・大型特殊免許と運転特別教育修了証取得者
資格取得時間 | 11時間(最短2日) |
受験資格 | 実務経験3ヶ月以上 |
講習費用 | 約15,000円 |
※費用は教習所によって異なります
ガイドヘルパー(移動介護従事者)
ガイドヘルパーは正式名称を「移動介護従事者」といい、各都道県知事の行う講習を修了すると資格を取得できる公的資格です。
障害があって一人では移動ができない、困難な人に同行して移動支援を行うのがガイドヘルパーの仕事です。
買い物や病院、旅行などに同行するのはもちろん、移動するための支度や買い物の手伝い、食事や排せつなど、移動に必要な身の回りのことをサポートします。
ガイドヘルパーの資格は3種類あり、サポートする方の障害によって分けられています。
全身性障害者ガイドヘルパー:全身障害がある人(車いすの人など)
同行援護従業者:視覚障碍者
行動援護従事者:知的、精神、発達障碍者
ガイドヘルパー単独でも良いですが、資格を活かすのであれば介護福祉士などのスキルアップとして役に立ちます。
資格取得時間 | 全身性障害者ガイドヘルパー:講義12時間・演習4時間 同行援護従業者:講義11時間・演習9時何 行動援護従事者:講義13時間・演習6時間 |
受験資格 | 特になし。ただし自治体によって異なります。 |
ガイドヘルパーをきっかけに、スキルアップを目指していきたい場合には「介護福祉士」も検討してみてはいかがでしょうか。
介護福祉士は介護資格の中で唯一の「国家資格」です。
介護業務のほか管理者や指導者を目指すことができるため、介護職でキャリアアップを目指すことができる、資格手当がついて収入アップが見込めます。
数ヶ月頑張れば取れる国家資格
危険物取扱者
危険物取扱者は消防法に基づく危険物の取扱いに必要な国家資格です。
火災や爆発など、危険性が高い物質を危険物と言われますが、これらの取り扱いや管理には必ず危険物取扱者の資格が必要になってきます。
危険物取扱者には「甲種」「乙種」「丙種」の3種類があります。
甲種
すべての危険物に対して取り扱いや管理、立ち合いができます
乙種
第1類~第6類までのうち個別に取得した資格のみ取り扱い、立ち合いができます
丙種
ガソリン・灯油・軽油・重油など、特定の危険物のみ取り扱いができますが立ち合いはできません
資格取得までの学習時間 | 60~100時間程度 (2~3ヶ月) |
資格取得方法 | 各都道府県が実施する試験を受験する 甲種:2時間30分 乙種:2時間 丙種:1時間30分 |
受験資格 | 甲種 乙種危険物取扱者免状を有する 大学などで化学に関する学科などを修めて卒業 大学などで15単位以上化学に関する授業科目を修得して卒業 化学に関する学科または課程の修士・博士の学位を有する乙種と丙種は誰でも受験できます |
受験費用 | 甲種:5,000円 乙種:3,400円 丙種:2,700円 |

危険物取扱者乙種4種の取得費用
4,950円~
※3ヶ月で取得可能
ファイナンシャルプランナー3級
ファイナンシャルプランナーは厚生労働大臣により定められた国家資格です。
ファイナンシャルプランナーはお金にまつわるスペシャリストとして、生活に必要な家計や教育資金、保険、住宅ローン、年金などの問題について相談を受け解決に導くことが仕事です。
仕事に役立つのはもちろんですが、家計を預かる主婦には役立つ資格なので持っていて損はありません。
保険や税金の対策、資産運用などが自分自身で行うことができるようになります。
資格取得までの学習時間 | 80〜150時間程度 (2~3ヶ月) |
資格取得方法 | 年3回(5月・9月・翌1月)の試験を受験 |
受験資格 | 誰でも受験できます |
受験費用 | 学科4,000円、実技4,000円 |

ファイナンシャルプランナーの取得費用
4,950円(3級)~
※3ヶ月で取得可能
簿記3級
簿記は簿記の基礎を学ぶことができる公的資格です。
簿記3級では基本的な商業簿記を学び、身につけます。
中小企業や自営業などで、会社の売り上げや支払い、経費などの経営に関わるお金の記録や計算について適切な処理を行い、経営状況を明確にするのが仕事です。
経理業務を行っている人はもちろん必要ですが、事務職への就職や転職を希望する方は取得しておくと良い資格です。
資格取得までの学習時間 | 100時間程度 (2~3ヶ月) |
資格取得方法 | 年3回(2月・6月・11月)の試験を受験 |
受験資格 | 誰でも受験できます |
受験費用 | 2,850円+事務手数料550円 |

簿記の取得費用
19,800円~
※4ヶ月で取得可能
国家資格は社会的評価が高い!

国家資格とはどんな資格?
国家資格の概要
国家資格とは、国の法律に基づいて、各種分野における個人の能力、知識が判定され、特定の職業に従事すると証明される資格。法律によって一定の社会的地位が保証されるので、社会からの信頼性は高い。
国家資格は文部科学省が認定する資格のため、民間資格と比べて社会的に高く評価される傾向があります。
国家資格には種類があり、資格を持っていないと業務ができない、名乗ることができないので、特定の職業に対してのスペシャリストと言えます。
業務独占資格
有資格者以外が携わることを禁じられている業務を独占的に行うことができる資格。
名称独占資格
有資格者以外はその名称を用いて業務を行うことが認められていない資格。
設置義務資格
特定の事業を行う際に法律で設置が義務づけられている資格。
国家資格は国の法律に基づいていることから信頼性があり、社会的な価値や需要が高いメリットがあります。
就職・転職活動には自分の能力を証明できるので、自分自身の権威性を高めたい方は国家資格の取得がおすすめです。
簡単に取れる資格ばかりではありませんが、総務省が公表している国家資格(国の資格制度)は「313個」もあります!
自分の目指したい分野、興味がある資格が合ったらチェックしてみてください。
「国家資格だから難しい」ということはありません
国家資格というと、一般的にイメージするのは医師や看護師、弁護士などレベルの高い資格が多く、相当な努力しないと簡単には取れないし難しいといった印象があります。

ただ国家資格は何年も勉強しなくては取れないような資格ばかりではありません。
1日から数日間の講習に参加することで取得できる国家資格や、最短1ヶ月の学習で試験に挑むことができるような国家資格もあります。
自分が「国家資格を持っている」という事実は、モチベーションアップにも繋がります!
国家資格は必要性があって出来た資格ですから、持っていれば活かせる仕事に就くこともできます。
国家資格に興味がある人や資格取得に興味がある人は、まずは簡単に取れる国家資格を目指してみるのも良いのではないでしょうか
40代主婦におすすめ!簡単に取れる国家資格・まとめ

簡単に取れる国家資格
- 食品衛生責任者
- 防火管理者
- フォークリフト
- ガイドヘルパー
- 危険物取扱者
- ファイナンシャルプランナー
- 簿記(公的資格)
国家資格は決して取得に何年もかかるような難しい資格ばかりではありません。
設置義務資格と呼ばれる国家資格は講習会を受講するだけで取得できるものが多く、それ以外でも数ヶ月の勉強で取れる国家資格もあります。
国家資格は資格を持っていないと業務ができない、名乗ることができない、特定の職業に対してのスペシャリストです。
資格取得は自分自身のスキルアップにも繋がりますし、自信へと繋がります。
興味がある資格があればぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
忙しい主婦には、短期間で国家資格の合格が目指せる通信講座がおすすめです。
「スタディング」は短期間に集中して学べるカリキュラム、スキマ時間を活用できるスマホ学習、どこよりも低価格な受講料で家計にも優しい点で、主婦が安心して学べる通信講座です。
就転職やスキルアップの為に国家資格の取得を目指している方は、スタディングを検討してみてはいかがでしょうか。
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