
こんな方におすすめ
- 子育てが落ち着いたから、そろそろ自立して働きたい!
- 手に職をつけて自立できる資格が取りたい!
主婦になって仕事を辞めてしまった、子どもが産まれて仕事を辞めてしまった。
しばらく社会から離れていた女性が仕事を始めたい、自立して働きたいと考えた時におすすめしたいのが「資格取得」です。
しばらく働いていなかったブランクが長いと、仕事を探してもなかなか難しいものです。
この記事では、自立したい主婦におすすめの資格、資格を取って手に職をつける方法をまとめました。
資格選びのポイント!
女性の自立になぜ資格が必要?

ライフイベントに左右されがちな主婦だからこそ資格取得がおすすめ
女性の場合、ライフイベントによって環境が変わることが多く、子育て、介護、ご主人の転勤など、家庭の事情で一時的に仕事を辞めざるを得ないことが多くあります。
一時的にでも社会から離れる期間があると、復職したくても簡単にはいかない、ハードルが高くなってしまう、と感じる方も多いのではないでしょうか。

主婦が学び直しを考える理由として、「転職・再就職など新たな仕事に就くため」と考えている人が圧倒的に多くなっています。
そして、学び直しをするための具体的な方法として、資格取得が有効だと考え、実際に取り組んでいる主婦の方が多い結果となっています。
参照:しゅふJOB総研
資格を取れば「必ず就職できる!」という訳ではありませんが、就職するための意欲をアピールすることができますし、何もない状態よりは十分メリットがあります。
主婦はどうしても家庭や子どもを優先しなくてはいけないことが多いので、採用しても休みが多くなるのではないか、と懸念されがちです。
そのため、採用する側からしてもメリットがないと採用に踏み切れない、ということが多くなっています。
そんな主婦に少しでも自信をつけてくれるのが資格の取得です!
主婦が復職・再就職をするときに注意することは?
主婦の就職は、すぐに決まる人とそうでない人がいます。
それは「勤務条件のこだわり」で決まってきます。
どうしても外せない条件はあるかと思いますが、できるだけ就職先の条件を受け入れられる人が採用されやすいものです。
主婦の方が「働くぞ!」と決めたら、これだけは確認しておきましょう!
就職前に決めておくと良いこと
- 勤務条件のこだわりは出来るだけ少なくする
- 勤務時間、勤務日の条件は最低限に絞る
- 子どもの預け先が決まっている
- 念のため、病児保育やヘルパーを申し込んでいる
- 未経験の職種を希望する場合は資格を取得してみる
主婦の場合、色々な面で復職・再就職が難しいことが多いのですが、最近では女性を積極的に採用してくれる企業も多くなっています。
また、女性が多く活躍している職場を選べば採用されやすくなります。

主婦の社会復帰が当たり前になる世の中になってほしいですね。
女性が自立できる資格を取得するメリット

手に職を持つことで働き口が増える
求人情報を見ると有資格者の条件があることも多いため、資格を持っていればそれだけで働き口が増えることになります。
40代の求人はすぐに働くことができる即戦力になる人材、社員をまとめられるリーダーシップの取れる人材が求められています。
そのため、キャリアにブランクがある、未経験の人材は就職先を見つけることは難しくなってきます。
その点、資格を取得していることで知識を習得していることを物理的に証明することができますし、アピールポイントになります。
資格を取っても意味がないという声もありますが、希望する職種に合った資格であれば持っていることがマイナスになることはありません。
資格がないと働けない仕事がある
職種の中には資格を持っていないと働くことができない仕事があります。
例えば弁護士や司法書士、税理士や看護師などは資格を持っていない人が働くことはできません。
主婦が弁護士を目指すことは一般的には現実的ではありませんが、このような独占業務では資格保持が絶対条件になりますから、資格を持っていることに価値が生まれます。
またこのような資格は比較的年齢に関係なく働ける職種が多いため、一般企業では60歳で定年を迎えますが、それ以上に長く働くことができます。
自分に自信がつく
仕事をしていなかった期間が長くなると、いざ社会復帰しようと思っても期待に応える働きができるか、不安のほうが大きいと思います。
それでも忙しい時間の中から勉強する時間を作り出し、資格を取得したという事実は自分の自信へと繋がります。
やればできる!努力すれば達成できる!という成功体験をすることで、自己肯定感も高められます。
主婦が手に職をつけるためにおすすめ!女性が自立できる資格

女性の活躍が多い医療・介護資格
医療事務
医療事務がおすすめな理由
・総合病院や診療所など病院の数が多くあり、求人も多く仕事が見つけやすい
・年齢に関係なく求人がある
・一度仕事に就くことができれば長く働くことができる
・住む土地が変わっても、次の職場を見つけやすい
医療事務の主な仕事は、受付業務、診療報酬明細書の作成、電話対応、その他事務などです。
女性が多く活躍している仕事で資格がなくても働くことができますが、資格を持っていればスキルがあることをアピールできるので、就職時には有利になります。
正規雇用だけでなく、パート、アルバイトなど働き方も選びやすいので、仕事と家庭の両立がしやすく家族を大事にしながらも自身も自立することができます。
資格名 | 医療事務技能審査試験 |
受験資格 | なし |
受験費用 | 7,700円 |
学習期間 | 200~300時間程度 |
試験日程 | 在宅試験 |
合格率 | 約70% |
介護職員初任者研修
おすすめな理由
・介護職の基本となる資格で取得がしやすい
・介護職は慢性的な人材不足のため、求人が多い
・年齢、性別を問わず働きやすい
・正規雇用からパート、派遣など、求人募集が幅広くライフスタイルに合わせて働きやすい
介護職を始めるにあたり、最初に取るべき資格が介護職員初任者研修です。
介護職は資格が無くても働くことができますが、資格を取ることで出来る仕事が増えたり上位資格を目指してスキルアップをすることもできます。
ただし介護職員初任者研修は「厚生労働省認定の公的資格」で指定されたカリキュラムの中には演習があるため、スクールに通う必要があります。
そんなに時間が取れない!という方には、「通信講座+スクーリング」ができる養成機関を利用するのもひとつの手段です。
介護職は上位資格を取ることで役職者を目指したり、資格手当などで収入アップが見込めたりするので、自立を目指すことができる資格と言えます。
受験資格 | 特になし。誰でも受験可能。 |
合格率 | 非公開 |
合格点 | 100点満点中70点以上 |
試験日 | スクールによって異なる |
登録販売者
登録販売者がおすすめな理由
・主な職場となるドラッグストアは店舗数も多いので求人が多くある
・資格取得の難易度はそれほど高くない
・資格手当がつく職場が多いので、収入アップが見込める
・住む土地が変わっても、次の職場を見つけやすい
ドラッグストアや薬局、ホームセンターなどの一般医薬品を取り扱う店舗で、風邪薬や頭痛薬などの販売が主な仕事ですが、一般医薬品の卸売会社の営業職などの求人も多くあります。
ドラッグストアなどの薬局の数はとうとうコンビニを追い越すほど店舗が増えているので、働ける場所もたくさんあり仕事に就きやすいので、主婦の自立におすすめの資格です。
ドラッグストアだけでなくホームセンターやコンビニなどでも一般医薬品を取り扱うことが増えているので、働く場所も多く女性が自立できる資格と言えます。
資格名 | 登録販売者 |
受験資格 | なし |
受験費用 | 12,800~18,200円 (各都道府県により異なる) |
学習期間 | 約300時間 (1日2時間で5~6ヶ月) |
試験日程 | 年1回 (各都道府県によって日程は異なる) |
合格率 | 約40%~50% |
難易度は高いが長く働ける資格
宅地建物取引士
宅建士がおすすめな理由
・不動産事務職は女性でも働きやすく、年齢・性別に関係なく需要があります
・不動産業界だけではなく、住宅会社、金融、管理会社など需要が多くあります
・受験資格がないので誰でもチャレンジできる国家資格です
・女性ならではの目線を活かすことができます
宅地建物取引士は資格を持っていないとお客様への重要事項説明を行うことができない「業務独占資格」の国家資格です。
宅建士の合格率は約17%と決して簡単に取得できるわけではありませんが、効率よく学習すれば合格を目指すことは可能です。
不動産・物品賃貸業の平均年収は全産業より5%ほど高いと言われていますので、女性でも自立できる資格です。
資格名 | 宅地建物取引士(宅建士) |
受験資格 | なし |
受験費用 | 8,200円 |
学習期間 | 約300時間 (1日2時間で6ヶ月) |
試験日程 | 毎年1回、10月の第3日曜日 |
合格率 | 約15%~18% |
保育士
保育士がおすすめな理由
・保育士の人材不足により、求人が多い
・正規雇用からパート、派遣など、求人募集が幅広くライフスタイルに合わせて働きやすい
・住む土地が変わっても、次の職場を見つけやすい
・一度仕事から離れても資格があれば再就職がしやすい
保育士は保育園や児童施設などで子どもたちの身の回りの世話を行ったり、成長を促進するためのサポートを行う国家資格です。
子どもが好きな方、子どもに関わる仕事がしたい方、子育て経験を活かして働きたい方にはピッタリの資格と言えます。
大学、専門学校などの養成校に通わなくても通信講座で資格取得を目指すことができるので、忙しい主婦の方には通信講座で短期取得がおすすめです。

保育士資格は一度取得すれば生涯有効ですから、女性の自立に役立てる資格と言えます。
資格名 | 保育士 |
受験資格 | ・平成3年3月31日以前卒業 受験資格有り ・平成3年4月1日以降卒業で保育科を平成8年3月31日以前に卒業 受験資格有り ・2年以上かつ2880時間以上、児童等の保護または援護に従事した勤務経験がある ・受験資格に該当する施設で働いている場合 受験資格有り |
受験費用 | 7,700円 |
学習期間 | 100~180時間 (1日1時間で3~6ヶ月) |
試験日程 | 年2回 前期:筆記4月 実技7月 後期:筆記10月 実技12月 |
合格率 | 約20% |
看護師
看護師がおすすめな理由
・安定して高収入を得ることができる
・看護師が不足しているため、求人が多くある
・会社員と違って長く働くことができる
・正規雇用のほかにパート、契約社員など働き方の選択肢が多い
看護師は女性が働く職種の中でも収入が高く、夜勤などを行えば高い収入を得られるため、自立した女性が多い仕事です。
ただ資格を取得するためには文部科学大臣指定の学校もしくは厚生労働大臣指定の看護師養成所を卒業し、看護師国家試験に合格する必要がある為、主婦の方には難易度が高い資格と言えます。
家事や育児と並行して資格取得するには相当な努力が必要になるうえ、家族の協力がないと難しいかもしれません。
好きを仕事にできる資格
ネイリスト
ネイリストは爪にデザインを施したネイルアート、健康的な爪になるためのネイルケアなどを行う専門家です。
資格がなくても施術することはできますが、求人では資格取得者が有利になることは多くあります。
サロンなど働いて経験を積み、いずれは独立することも可能です。
ネイリストの平均年収は330万円ほどですが、共働き世帯であれば十分自立できる収入を手に入れることができます。
リンパケア
リンパケアは、身体に溜まった老廃物を流してリンパの流れを改善することで、美容や健康を促進できる技術を身につけます。
サロンなどで正規社員として働く場合の全国的な平均年収は300万円弱なので、決して高い収入ではありません。
ただエステや整体、アロマテラピーなどの資格と共にダブルライセンスで保持すると、活動の幅を更に広げることができます。
認定講座 | ユーキャン |
講座名 | リンパケア講座 |
受験資格 | 誰でも受験可能 |
講座受講料 | 35,000円 |
受験時期 | 在宅受験 (受講期間内であればいつでも受験可能) |
合格基準 | 70%以上の正答で合格 |
メリット | ・ユーキャンのリンパケア講座は受講者満足度88.9% ・セルフケアの方法が身につく |
女性が自立できる資格・まとめ

主婦が自立を目指して働くには、女性が働きやすい仕事や専門的な知識が必要な仕事がおすすめです。
自立しやすい仕事とは?
- 女性の活躍が多い医療・介護職
- 難易度は高めだけど専門的な知識が必要な仕事
- 自分の好きなことや得意な分野を仕事にする
自立できる仕事に就くには、仕事に合った資格を取得すると働き口を増やすことができますし、専門的な知識が必要な仕事について自立できる収入を得られることができます。
自立を目指して働きたい方は、ぜひ資格取得に挑戦してみてはいかがでようか。