- 子育て中だけど国家資格が取れるのか知りたい方
- 専業主婦が取るといい国家資格を知りたい方
「今は子育て中だけど、子供がもう少し大きくなったら働きたい!」と考えているママさんも多いのではないでしょうか。
でも、仕事から離れていた期間が長くなると、ブランクもあるし、働くことへの不安もありますよね。
就職活動も不安だけど、仕事が見つかるか心配・・・
国家資格を持つことで、長いブランクを少しでも有利にすることができますよ!
国家資格を取ったらすべてが上手くいくわけではありませんが、強みにすることは出来るんです。
「でも国家資格って難しそう…」、「国家資格は勉強が大変そうだし自分にできるのか心配…」と躊躇してしまうかもしれませんが、子育てしながらでも国家資格は取ることができます!
この記事では、子育て中でも国家資格を取得する方法やおすすめの国家資格についてまとめました。
国家資格とはどんな資格?
そもそも国家資格とは、どんな資格なのでしょうか。
国の法律に基づいて、各種分野における個人の能力、知識が判定され、特定の職業に従事すると証明される資格。法律によって一定の社会的地位が保証されるので、社会からの信頼性は高い。
国家資格は認知度や信頼度も高く、その分野での専門知識や技術を証明することができ、社会的信用や信頼を得ることができます。
また、国家資格は、その職種や業界における職務を遂行するための最低限の資格であり、法律や規制に基づいた職業の適正な実践を保証する役割も果たしています。
【業務独占資格】資格を取った人だけが業務ができる
【名称独占資格】資格を取得していなければ名乗ることができない
【設置義務資格】ある事業を行う場合に、有資格者を設置することが法律で義務づけられている
【技能検定】働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する国家検定制度
国家資格は、持ってい資格を持っていないと就けない仕事もあるので、国家資格を持つことで就職や転職で有利になってきます。
子育てしながら目指す!おすすめ国家資格”7選”
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーは主に保険会社や金融、不動産などで需要がある資格です。
家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識を持つスペシャリストです。
金融業界は実務経験がないと再就職はなかなか難しい職種ですが、保険会社の営業などは業務形態も選びやすく自分のペースで働きやすいので、子育てママでも無理なく働くことができます。
3級は個人の資産相談、2級は中小企業の資産相談に対応しています。
仕事に活かすなら2級までを目標にすることをおすすめします。
家計や保険、住宅ローンなど、女性ならではの視点でアドバイスをすることができるので女性が活躍しやすいのはもちろんですが、自分の家庭でも役立つことができるので、取得していて損がない資格です。
- 今の仕事や専門分野に強みを持たせ、信頼を勝ち取ることができる
- 資産運用などの知識が身につき、家計管理に大いに役立つ
- AFPやCFPなどステップアップが目指せる
- 転職や就職でアピールポイントになる
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行政書士
行政書士は主に官公署へ提出する書類の作成、手続きの代理業務、これらの相談などを行います。
事務作業が多いので女性でも無理なく働ける仕事です。
また行政書士は独立開業をするのに経験年数や研修など、独立開業するための条件がないので、資格を持っていればすぐに開業することも可能です。
他の資格とダブルライセンスにも相性が良いので、関連する資格を取得すれば、より強みを持って働くことができます。
- ファイナンシャルプランナー
- 宅地建物取引士
- 社会保険労務士
- 土地家屋調査士
- 税理士
- 司法書士
現実的にはすぐ開業というのは無理がありますが働ける範囲で実績を積んで、いずれは自宅などで開業することも可能なので、ワークバランスが取りやすい資格のため女性には向いている資格です。
- 独立して開業することも可能
- 就職・転職で有利になる
- 法律の知識が身につく
- 国家資格の中では難易度が低い
社会保険労務士
社会保険労務士は、企業の給与計算、各種保険手続きや年金相談などを行う、企業にとっては必要不可欠の仕事です。
独立開業も可能ですが、主には企業で総務や給与を扱う部署などで重宝される資格です。
企業の成長には、お金、モノ、人材が必要とされておりますが、社労士はその中でも人材に関する専門家であり、「労働及び社会保険に関する法令の円滑な実施に寄与するとともに、事業の健全な発達と労働者等の福祉の向上に資すること」を目的として、業務を行っております。
参照:全国社会保険労務士連合会
社労士は、企業における採用から退職までの「労働・社会保険に関する諸問題」や「年金の相談」に応じるなど、業務の内容は広範囲にわたります。
企業での就職なら、短時間勤務やパートタイムなど働き方を選べる企業も多く、独立開業すれば自分の時間で働くことができるので、自分にあったワークバランスで無理なく働きやすい資格と言えます。
- 人事・労務部門で高く評価され、就職・転職で有利になる
- 独立して開業することも可能
- 資格手当がつくこともあり、安定した収入に繋がる
- 法律の知識が身につく
事務作業が多いので女性が活躍しやすい資格です。
「社会保険労務士はAIによって需要がなくなるのでは?」と言われています。
給与計算や社会保険などの書類作成などはAIに代わる可能性もありますが、働き方改革が重要視されている現代社会では社労士のコンサルティング業務は必要性を増しています。
AIが変われないコンサルティング業務は今後も需要が高まるので、社労士の業務内容は今後見直しがされる可能性はありますが、この先も必要性は高く、需要がある資格と言えます。
保育士
近年では働く女性が増えたことによる待機児童の拡大で保育施設が増えていますが、保育士はまだまだ足りない状況です。
そのため働く場所の選択肢も多く、施設によっては午前、午後、パートタイムなど時間帯が選択できるところも多いので、無理なく働くことができます。
- 子育て経験を活かすことができる
- 求人が多いので、選択肢が増える
- 安定して働くことができる
保育所以外でも児童養護施設、知的障害児施設、母子生活支援施設、児童厚生施設など働ける場所が多いので、資格を持っていればいつでも働くことができます。
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実技試験対策あり
合格すれば2講座目が無料
実技試験対策あり
ポイントを分かりやすく解説したテキスト
過去10年間で14,334名の合格実績
宅地建物取引士
宅地建物取引士は、主に不動産業で働くことができます。
土地や建物の売買や賃貸物件の取引の際、重要事項の説明をしたり、重要事項説明書面や契約書への記名・押印といった作業が主な仕事です。
事務作業が多いので女性でも無理なく働ける仕事です。
宅建士はお客様との対応が主な仕事ですから、女性ならではの優しさや柔らかい雰囲気が仕事内容とマッチするので女性が活躍できる資格です。
働き方も選びやすく、子どもが小さいうちはパートタイム、もっと働けるようになったら正社員など、環境にも対応しやすいのが特徴です。
資格手当がつくなどパートでも条件が良いこともあります。
- 宅建士でしかできない仕事がある
- 収入アップ、キャリアアップに繋がる
- 就職・転職で有利になる
- 一度取得すると一生有効
中小企業診断士
中小企業診断士は圧倒的に男性の割合が多いのですが、女性でも活躍できる業種です。
男性が多い中で、女性ならではの目線でコンサルタントに活かすことで、活躍の場を広げていくことができます。
- 女性をターゲットにした企業や小売業に、女性目線でのコンサル
- 近年増えている女性起業家へのコンサル
中小企業診断士は自分の経験した分野を得意分野として持っていることが多いのですが、女性であることを強みにしていくことで、仕事の幅を広げていくことも可能です。
独立開業ができる資格なので、将来的には開業して自分のライフスタイルに合わせた働き方を実現することも可能です。
- 収入アップ、キャリアアップに繋がる
- 経営資源を横断的に見る力が身につく
- 就職・転職で有利になる
登録販売者
登録販売者の需要は年々増加しています。
ドラックストアや薬局、ホームセンターなど、一般用医薬品を取り扱っている店舗では必ず登録販売者がいることが義務付けられているため、働く場所は多くあります。
- 就職・転職で有利になる
- 求人が多いので、働く場所や環境が選びやすい
- 資格手当がつくことが多く、収入アップが期待できる
業務形態も選びやすく働きやすいので、子育てママさんでも長く働くことが可能です。
子育て中のママが国家資格を目指すメリット
国家資格は一生の武器になる!
国家資格は一度取得すれば途中で失効することもないので、一生の武器にすることができます。
国の法律に基づいて、各種分野における個人の能力、知識が判定され、特定の職業に従事すると証明される資格です。法律によって一定の社会的地位が保証されるので、社会からの信頼性は高い資格です。
参照:厚生労働省HP
資格を持っていないと出来ない仕事、名乗ることが出来ないなど、国家資格保持者しか許されていない行為が多くあります。
そのため、需要が高く、一生の武器と言えます。
仕事のブランクを埋めるために資格は有利になる
専業主婦の場合、前職からのブランク期間が長いので、再就職にはどうしても不利になってしまいます。
そんな方でも国家資格を持っていることで、専門的な知識を持っていることをアピールすることができます。
どうしても仕事のブランク期間が長いのは企業側も採用を渋る点ではありますが、国家資格を持っていれば即戦力として期待ができるので印象が採用者の印象も変わってきます。
履歴書の資格欄にも「国家資格」と記入することができますので、採用者の目にも止まりやすく、アピールもできます。
専業主婦が子育てしながら国家資格の勉強を続けるには?
1日の中で勉強できる時間を確保する
国家資格を取ろうと決めたら、まずは1日の中でどこの時間を勉強に充てられるかを考えてみましょう。
- 子どもが寝てからの数時間を勉強時間に充てる
- 早起きして家族が寝ている早朝を勉強時間に充てる
- 子どもが昼寝をしている間に勉強する
- 子どもが幼稚園や習い事に通っている時間を勉強時間に充てる
子育てしながらの勉強は大変です。
自分の時間を作ることは本当に難しいですし、作れたとしても睡眠時間に充てたい!SNSやゲームなどリラックスできる時間にしたい!と思う人も多いと思います。
国家資格を取ると!決めたら、勉強する時間を作りましょう!
空いた時間で勉強しようと考えていると、そんな時間は永遠にやってこないかもしれません。
資格を取るための勉強は永遠に続くわけではなく、数ヶ月、長くても1年ほどです。
資格を取るまでの間は少し大変になるかもしれませんが、睡眠時間を削ってでも勉強する、家族に協力してもらう、勉強できる環境を作るための努力は必要です。
1日の中でどこを勉強時間に充てるかを決めることで、時間になったら勉強と脳を切り替えることができますし、勉強を習慣化することができます。
すきま時間を最大限に活用する
子育て中のママさんはやることがたくさんありますが、時間を意識してみると意外にすきま時間があることを発見できます。
そのすきま時間を最大限に活かすことで勉強時間を確保することができます。
ではそのすきま時間をどうやって見つければよいのか、コツをお教えします!
- 1日のやること、やったことのスケジュールを分刻みで書き出してみる
- スマホに触っている時間やダラダラと過ごしてしまう時間をピックアップする
- しなくても良いこと、減らしても良い時間を抜き出してみる
1日のスケジュールを見える化すると、意外にも何もしていない時間やスマホを触ってしまう時間が多くあることに気づくと思います。
また、今やらなくても良い家事、辞めても良い家事がでてくるかもしれません。
もしかしたら時短家電や便利家電にすることで、その家事に使っている時間を勉強する時間に充てられるかもしれません。
勉強時間を確保するだけでなく、生活習慣を見直すという意味でも一度自分が使っている時間を見直してみると、新しい発見があること間違いありません!
スマホを使って動画やアプリでいつでも学習できる環境を作る
今の勉強スタイルはテキストを開くだけのひと昔とは違い、スマホを使って動画を閲覧したり問題を解いたり、専用のアプリを使って学習を進めることができます。
テキストや参考書を持ち運ぶのは大変ですが、スマホなら毎日持ち歩きますし簡単に見ることができるので、子育て中のママさんにはピッタリな勉強法です。
最近ではYouTubeでたくさんの学習動画もアップされていますし、勉強アプリもたくさんあるので、自分にあったスタイルを見つけることができます。
スタディング
国家資格が取れる講座も多くあり、「学びやすく、わかりやすく、続けやすい」学習手段で資格取得をサポートしてくれます。
勉強できない日があっても仕方ないと割り切る気持ちも必要
子育てをしていると、予測できなことはたくさんあります。
急な病気や体調不良、病院通い、なかなか寝てくれない、子どもの機嫌が悪くて思うように用事が進まないなど、毎日バタバタで計画通り勉強できないこともざらにあるはずです。
そんなときに、「あー、今日は全然勉強ができなかった・・」「今日は10分しかテキストが見れなかった・・」と落ち込んでしまうかもしれません。
でも大丈夫!
そんなときは、「こんな日もある!」「今日は子どもとたくさん関わることができて良かった!」「忙しかったのに10分勉強できた!」とプラスに考えてしまいましょう。
学習計画を立てるときには勉強できないことも考慮して、あらかじめ余裕を持たせておけば、できなかった分は次の日から頑張れば問題ありません。
ただし、余裕を持たせすぎて自分を甘やかしてしまうと計画倒れになりかねませんので、そこは注意が必要です
子育てしながら国家資格を取りたいときによくある質問
国家資格以外でおすすめの資格は?
国家資格だけでなく仕事に活かせる資格はたくさんあります。
また資格がなくてもスキルを身につけると有利になる職種もあります!
- 簿記2級(民間資格)
- 医療事務(民間資格)
- 調剤薬局事務(民間資格)
- 登録販売者(公的資格)
- Webデザイナー(資格は不要)
- Webライター(資格は不要)
簡単に取れる国家資格は?
国家資格は難しいというイメージがありますが、簡単に取れる国家資格もあります。
- フォークリフト免許(最短2日)
- ウェブデザイン技能士3級(学習時間30時間)
- ITパスポート(学習時間150時間~)
- 危険物取扱者(学習時間100時間~)
- ファイナンシャルプランナー3級(学習時間80~150時間)
簡単に取れる国家資格を選ぶときは、「受験資格がない」「学校に通わなくても資格が取れる」「難易度が高すぎない」資格を選びましょう。
子育てしながら国家資格・まとめ
子育て中のママさんでも、子育てしながら国家資格を取得することは可能です!
もちろん子育てが中心になりますし、子育てだけでなく家事などもあるので勉強するのは大変ですが、まずはどうやって勉強していくかを具体的に考えてみましょう。
- 1日の中で「この時間に勉強する」という時間を設定する
- すきま時間を最大限に活用して勉強する
- スマホを活用した学習方法を取り入れて、いつでも勉強できる環境作り
- 勉強できない日があっても焦らない!資格取得までのロードマップを計画する
子育て中の専業主婦が効率よく資格取得の勉強をするには、独学で進めるよりも通信講座活用することで短期間に効率よく勉強をすることができます。